今日から私は……・・

俺は、の方が良かっただろうか。

ああ、一人称がいつもと違うのは気にしなくていい。

深い理由もない。

どれも、これも、それも。

全ては僕の仮面の一つに過ぎない。

そもそも、ただ自分を指し示すためだけに用いる代名詞が
多少変化するということに何の意味があるのだろう。

　

元々それそのものに意味はなかった。

ただ円滑に生きるため、脆弱な自分を覆い隠すために
手に入れたペルソナと同じようなものだ。

　

父は息子が欲しかったそうだ。

父に教わった遊びはほとんど男の子のものだったし、
そんな遊びばかりしていると自然、服装だってそれに
見合ったものになる。

と言うか、擦り傷に見かねた母が無理矢理着せたのだけど。

髪も短く切っていたから、よく男の子と間違われた。

「うわぁ、男前」
などと言われてそれを自ら受け入れ、笑い飛ばす。

それをするために作った、巧みな「役柄」。

「まぁ俺、昔から自分が女の子って自覚もなかったしねぇ」

…………。

嘘だ。

本当は、可愛くスカートをはきこなして髪を結った
クラスメイトのこと、羨ましくて仕方なかった。

　

教師に注意されて怒られることを知ってからは、
「私」という役柄が生まれた。

以後はこのペルソナを被り、『クラスを取り仕切れる、
成績優秀で冷静沈着、だけど少し風変わりで
「子供らしい可愛げを残した、大人っぽい子供」』
という少々特殊な役回りを演じることとなる。

　

それから、ある人の前で。

初めて「僕」が表面に出てきたのかも知れない。

　

滝野は小さい頃、男の子としか遊んでいなかった。
それは「ご近所」と呼べる範囲に同年代の女の子が
住んでいなくて、また母の友達の子供もことごとく
男の子だったせいなのだけれど。

だけど自然と、自分のことを「僕」と呼ぶようになったのは
このせいじゃないかと思う。

「俺」に変わったのはその後のことで、やはり俺は
最初は「僕」だったのだ。

いつしか他のペルソナに成り代わられてしまった「僕」。

限りなく幼かった頃の「僕」。

それを素直に見せてしまえる相手は、優しくて、温かい。

だけど今にして思えば、それは本当に子供が大人に
甘えるような心地よさで……

いや、実際には一つ年上なだけだったけど。

そんな彼から少し離れてみると、いつの間にか「僕」という
新しいペルソナが出来上がっていた。

彼に甘えるのに一番都合のいい、役柄。

　

　

いつの間にか背が伸びて成長して、自分を「僕」と
呼ぶことで意地を張ろうとしていた俺は「私」になった。

憧れてたスカート、今は別に履きたいとも思わない。

伸ばした髪は願掛けだから、特に凝った結い方もせず
テールは伸びる一方。

実際スカートなんか履いて化粧して髪もキメて…
なんて、絶対似合わないってことは容易に想像がつく。

飾り気のない「私」のままでも、別にいい。

むしろ、そう在りたい。

ただ、「それ」を叶えるために、ほんの少し変わりたい。

　

けど、古い仮面が邪魔なんだ。

　

「俺」は意地っ張りで卑怯で、興味を持ったもの以外は
トコトン無視する──良く言えば学者肌、悪く言えば
好きなことしぃのデクノボウだから。

何？

飾らないなりに髪を大事にするの、似合わない？

地味なりに服装を気にするの、無意味かな。

え？

あー…、うん。

「それ」が似合ってないことは、一番よく知ってる。

知ってるけど、駄目だったんだ。

逃げられなかったんだ。

だから、変わる。

変わって、勝てるように変わって行きたいんだ。

　

　

　

　

　

　

　

　

とかクソみたいにマヂメに書いてたら疲れたよママン（何

とりあえず今日のRO、アサも伊豆に飽きてゴブ村へ。

ウギャー、と言うほど群れられたものの割とウマーでした。
経験値はゴブリンで稼いで、疲れたら中央の泉で
休憩しつつ青ハブ狩り。え？　弓手？　は……聞くなっ（何
ゴブ村トライして見事入り口で死んだとかは内緒だ！（爆

その後モロクで回復待ち中に声をかけていただき、
伊豆前に帰還していたアサを起動して主将と狩りに。
ソロではもう飽きつつあった伊豆ですが、マッタリと
狩れました。途中（っつーか回復待ちの時）妙な
雰囲気になっちゃったけど。

すみません。

　

……むー……

S氏……と言えばご本人にはわかっていただけるでしょうか。

耳打ちいただいたのを無下に断ったことは謝ります。

けど、呼び出しの内容に問題が……

　

滝野はあくまでも

「シモネタ好き」

なのであって、

「エロ話好き」

ではないのです。

　

なんでこんなこと日記に書かなくちゃいけないんだろー…
（いや自分で撒いた種なんですが……）

あの、ごめんなさい。

無理ですっ（逃げっ