どうでもいいNPC

2016年2月15日 日常
ゲームのNPCの役割は、大体以下の3つだと思う。
1.ゲームシステム上で必要な窓口
2.プレイヤーにヒントを与える
3.ゲームの世界観を表現する

3は必要がないけれどそこにいる。だからこそ印象に残ってしまうのだよね。

かがくのちからって すげー!
果たしてこのセリフは、ゲーム以外のメディアであれば
名台詞として認識されたかどうか。滝野ですコンバンハ。

TOEの「逃避エネルギー」の話を思い出して遠い目になっています。

生憎と正確な文章は思い出せないのですが、学生という設定のNPCが
「試験期間に限って、趣味の模型作りが捗る上に出来もいい……
この力を逃避エネルギーと名付けよう!」といったようなことを話すんですよ。

ゲームの内容とは微塵も関係ないけれど、「ああぁああるあるあるー!」と
共感して忘れられなくなったというユーザーは多いんじゃないでしょうか。

逃避エネルギーを計画的に活用するシステムを作りたい。
Aから逃避する時、そこには逃避先Bという第二の目標があるのだ……みたいな。
締め切りを抱える度にそんなことを考えている気がした今日この頃。

将来の夢

2016年2月5日 日常
最近、そんな題名の作文を書いた。

なんだかんだと書くことはあるものだ。
なくなってしまったのは、思考を言葉に落とし込むための気力と時間。

ことあるごとにDaiaryNoteさんのサービス継続に驚いてしまうのだが、
しかし実にありがたい。滝野ですコンバンハ。

このブログを借りた時、僕は何者でもないのが当たり前の年齢だった。
今は、何者かになっていても不思議はない年齢である。

何者かになっているわけではなく、また、そうではない人の方が
圧倒的に多いのが現実なのだけれど。

若いんだから何にでもなれるさ。
噛み砕こうとすると、これが不思議な表現であることに気付く。

なんだか分からないけど、なにかにはなれる。
しかし、生きて行く上で確約されている「なにか」は「屍」ひとつだろう。

「人生の残り時間から逆算して、何者かになる為の努力や試行錯誤をする
 時間的余裕がある」
と、未来有望な若人には略さず伝えてくれないか。
略された部分を察せるようになるのは、その時間的余裕を失った後だろうから。

僕がなりたかった「何か」とは何か。
おいコレ遅くても就活の時に考えることだろ……と頭を抱える三十路の午後。
アニメに興味がないわけじゃないんだなーというのを、
ニコニコで一挙沢山見ててしみじみと感じた
滝野ですコンバンハ。

第一話から最終話まで脱落しなくて、以前の一覧になくて、
タイトルを覚えているかログに残っていたものが以下。

青い花
フルーツバスケット
少女革命ウテナ
Fate/Zero
翠星のガルガンティア
はたらく魔王さま!
まおゆう
ひぐらしの鳴く頃に
未来日記
蟲師
鬼灯の冷徹
きんいろモザイク
六畳間の侵略者!?
幕末Rock
M3~ソノ黒キ鋼~
ハナヤマタ
けいおん!(一期)
進撃の巨人(一期)

脱落しなかったと言っても、外出しなくて見たいDVDもなくて、という時に
垂れ流していた作品がほとんどです。
自分はアニメに興味がないわけじゃない、
垂れ流しする分には好き、というのは分かったけれど、
積極的に新アニメをチェックする情熱はないというのも分かりました。

ゴルドランをお迎えしたことで「ぜったいびでおをかう!」と決めていた作品は
全部手元に揃ったし、新規開拓は進めて行きたいような、
それなら別のメディアにしておきたいような……

ガルガンティアは豪華BOXの値段がバカみたいじゃなければ買っていたやも。
特典も面白そうだとは思うけど、いや、そこまでは。
未来日記も某カップルがすごく好みだった、と判明したのが最終話近くて
馴れ初めの場面をちゃんと見てなかった(……)ので
見返すか原作を読むかしたいところです。あれホントかわいい。

とりま同人の締め切りに追われつつ、何故かメモしておかねば!と
逃避エネルギーを発揮してしまった今日この頃。

何気にハナヤマタも好きだよ。
ニコ動の正月一挙に見たいアニメが一作も無いってどういうことだ。

んで手元にあるDVDの中から、最後に見た日付が最も遠い作品を選んだら
メダロットだった。垂れ流し視聴中の滝野です、あけましておめでとうございます。

アニメとゲームと漫画と玩具、メディアミックスによるキャラクタービジネスは数あれど、
各メディアがここまでフリーダムな作品は珍しいのではないでしょうか。
メディア毎に世界観や細かい設定が違うのはともかく、それならそれで
主人公も別のキャラクターにしてしまえば良いのに。
性格も一人称もバラバラのイッキという名の何か。

「2」はアニメ展開ありきで企画がスタートしたらしいので、
デザインの雛型を作ったのは多分アニメのスタッフさんだと思います。
それも「らしい」「多分」「思います」止まりっていうのが凄いな。

 

僕はゲーム版の3からの流れが好きです。

自らの母星を追われた知的生命体は、地球を我がものとするはずでした。
でも、彼らは一方的な侵略を拒み、記憶と知識を小さな金属片に封じて眠りに就きました。
地球に生きるモノたちが、彼らを目覚めさせ、交渉が出来るほどの存在に育つまで。

人間と同じ目の高さに立とうとしてくれていた彼らを、人間はロボットに組み込んで、
娯楽目的で戦わせたり、邪魔になれば処分する、災害が起これば捨て駒にする。
逆らわないように三原則を組み込まれた「メダロット」は、本当に「友」なのだろうか。

 

人工知能を持つロボットが、人間の友として暮らす近未来。
その明るい側面を描き切ったアニメがあったから、
漫画の鬱展開で凹み、ゲームでの問い掛けに対して悩み、
それでも人はロボットを作るのだろうと思いました。
どれが欠けても、僕はメダロットをこんなに好きにはなれなかった。

一つの作品に詰め込む場合、何年掛かりの大仕事になるんだろう……
追い掛ける方もしんどいわ、そんなもん。

 

僕は理系進学を断念せざるを得なくなった時、「自分からは絶対勉強しない分野」という
ちょっと変な理由で大学の学部を選びました。
ロボットや人工知能を作る側に未練もあっての理系キャンパス通い。
しかし結果オーライと言うか、それで良かったような気がしています。

人はどうして、人間の形をした、人間でないものを作ろうとするのだろう?
人間同士で友達になれば良いのに、あえてそれを求める理由は何?
DNAの変異を待たずして、自らの種に近い進化した存在が得たいから?
もしそうであると仮定するなら、人間の心はどこまでが人為的に複製出来るの?
そもそも人間は、自分たちのことを電気信号に置き換えられるほど理解しているの?

どうしてそれが欲しいのか。
必要な理由は挙げられるけど、欲しい理由は曖昧。
人の欲を考える学問は、とっても面白かったですよ。

本当に、どうして「お友達」と「ロボット」っていう矛盾したものを
結び付けたがるんだろうかと首を傾げる今日この頃。
夢はあるけどホントに欲しいか? 僕は夢もあるかどうかも微妙だと思いますが。
きっと私がスクーデリア・エレクトロというユニットを好きなのは
知る人ぞ知るものが好きな俺カコイイだろうと薄々思っていて
しかし今になってみると普通に惚れていた。

【王ドロボウ JING in Seventh Heaven】

好きな音楽が好きな漫画作品と絡んだ時の感動……もあったけど
仕事を選べないんだろうかと結構心配しました。滝野ですコンバンハ。

私はこのユニットのキーボード担当さんの楽曲が好きだったようです。
確か過去の記事でも書いたと思う。

ボーカルさんの移籍先ユニットの曲を聞いた時の絶望が分かるか?
声は同じなのに俺が求めていたのはコレジャナイ感。
キーボードの方はユニット解散と同時に裏方に引っ込んでしまわれて、
その後は情報が出ても作曲じゃなく演奏担当だったり。

こうして丸々一枚、サウンドトラックが存在するだけありがたいのかも知れません。

しかしAmazonではTV版サントラはスクーデリア名義になってるのに、
画像のOVA版サントラは「アニメ音楽」。
キーボードの方の単独仕事だったとはいえ、それならそれで
お名前を書いて差し上げろと思った今日この頃。

見たこともない舞台のBGMとかも手掛けておられたのですが、
ユニットでの参加だからキーボードさんが作曲しているとは限らない上に
「楽曲提供」ゆえ他のアーティストも関わっている。
その状態でサントラボックスを買う勇気は……流石にない……
流石にこの日記のHNは忘れないのですが。

ジャンルと一緒に捨てて来た、言わば捨てHN・PNを本人も忘れており、
保管庫を漁って何か読んだことある話だと思ったら
草稿が己のハードディスクから出て来た。滝野ですコンバンハ。

自分の書いた文章なので、自然に読めてしまうと言うか違和感を感じないと言うか、
文体のクセに気付かなかったのですよ。

「そんなのバナナが入ってない味噌汁みたいなものだよ!」
作者頭おかしいと思ったら俺だった……

久しぶりにアレなソレを書こうとして、語彙や文章力が甚だしく低下していた事実に
打ちのめされている今日この頃。
こんな日記でも、文章はマメに書いておくものだね。
字数1000文字縛りとか結構良い練習だったんじゃないだろうか。
どうして今更、これが気になったのだろう。

【世界の中心で、愛をさけぶ】

この作品のブームに続いた「いま、会いにゆきます」が好きです。
執筆の動機がすごく下衆なのに文章が美しい。心は襤褸でも衣は錦。

下衆と書いてしまったけど、製作者が購買層の心理を考えるのは大切なこと。
作家が二匹目のドジョウを狙って何が悪い、滝野ですコンバンハ。

 

私の身近に「泣いちゃった><」と純粋に言った人はいなかったと思います。
私自身は顔面から色々ダダ漏れたんですが、感動だったかと言うとそれは違う。

何がどうあれ、人死には悲しいものだよ。

泣くほど感情移入出来たんなら良書と言って良いはず。
物語として文章として小奇麗なものだけが本ではない。
登場人物らが理性的で感情も整然としていれば、そもそも物語が生まれない。

……肯定や擁護の言葉もそれなりに考えられるのに、
それを凌駕する抵抗と否定的感情は大き過ぎて言葉に出来ない。

 

悪い意味で有名になってしまった、映画の「助けて下さい!」、
主人公アホなの?と真顔になった人は多かったでしょう。

でも、恋人を感情に任せて連れ出して、それが目の前で死にそうになる。
理想の中の綺麗な死と、現実に病み死に行く醜さの乖離。
恋と逃避行への陶酔が一瞬で醒める。

そういう捉え方をすれば、現実に戻って即座に周囲に助けを乞うた主人公は
むしろ頑張ったのではなかろうかと思います。

そういう捉え方をする努力が必要なのが問題ですかね!

 

こんな本が流行るなんて嘆かわしい、と当時から言われていたけど、
本当に嘆かわしいのは「こんな本」以外の売上部数が伸びない現実。

同じ設定でも、心理描写をガッツリ掘り下げれば濃い本になったでしょう。
掘り下げると言っても、主人公の歳の頃なら青さや浅さが露呈して、
思考停止してオーストラリア行くぞ!という流れで構わない。

そういう文章の一切ない、スカスカした本。
でも、もし濃厚に書いてあったら、きっと売れなかった。
ごちゃごちゃ読むのは面倒くさいから。

ヒロインの体調が悪化しても、文字通り死んでも一緒に行くんだと決めて、
誰にも何も言わずに空港のロビーで死体と並んで腰掛ける。
私はこっちの方が読みたいのですが輪を掛けて売れない。間違いなく売れない。

 

ミステリ小説が書店で幅を利かせる昨今、どうやら自分はミステリという
ジャンル自体が好きじゃないのだと気付いた今日この頃。

事件が起きて犯人が見つかる。
読む前から分かり切っているのが嫌なのかも知れません。
いや、事件解決が主眼じゃないミステリ作品も沢山あるのだけど。

書店のPOPでも「泣けます」「不思議な世界観」とか書かれてしまうと
自分で読み取る楽しみが削がれてしまう気がします。

最初から内容が分かっていて、読んだ後の読者の反応まで
予定調和の内とは、恐ろしくもつまらない時代になったものだ。
アニメは1クール、ゲームが8日間の物語だし丁度良いよね。

【デビルサバイバー2】

でもアニメ観て続編は正直要らないかなって思ってる。
滝野ですコンバンハ。

原作有り作品でも、原作を完全再現する必要はありません。
アニメーションとして面白ければその方が良いはずだもの。

それでもこの作品のアニメはちょっと待って欲しい。

原作でのEDは、主義主張の異なる四人のキャラクターの
誰に味方をするか、という形で分岐します。
一人はイレギュラー、二人は極端な理想を巡って対立、
残る一人がいわゆるトゥルーに該当。
当然この四人は、ゲーム内では最終日まで生存します。

まさか三人死ぬとはな。

主人公が「○○の味方をする」ではアニメとして問題アリなので
トゥルーでの仲間キャラの主張を借り……るだろうとは思っていましたが
まさかその仲間が意思表明をする前に消されるとはな。

理想を巡っての対立組と彼らの戦闘パートは無いであろ……うとは思っていましたが
対立って言うか対面する前に片方消されるとはな。

イレギュラーは……まぁ……ルート自体が例外過ぎるから分かり切ってはいた……

物語の展開が変わるのは覚悟と言うかむしろ期待していました。
仲間がガンガン死んで行くのも終末的世界観としてアリだと思います。

しかし主要キャラがルートの存在を匂わせることすら出来ずに退場、
主人公が彼らの遺志と己の意思で最後まで生き残る!というわけでもない。

残った一人だけに凄まじい補正が掛かっていたと言うかこれホモアニメなの?(真顔)

超補正を掛けるならトゥルーのアイツにしてやってよ、と床を殴った今日この頃。

弱くてヘタレで、それでも戦う覚悟を決めるアイツ。
ルート選択によっては主人公と袂を分かつほどの決意。
それが弱くてヘタレどころか覚悟を決める前に死ぬなんてあんまりだ。

 

ジョーさんが名古屋に居たのが地味に死亡展開よりも凹んだかも知れない。

ゲーム続編は雑誌でチラリと見て、この新キャラってどう考えてもきょくty(ry
グレンラガンの再放送を見ていました。
総集編の劇場版は二作とも観た(なんで?)んですがテレビ版は初めて。

ヴィラルさんは燃……萌……? どっちだ? とにかくもえもえ枠ですよね。
漢字を振らない方がアレな表記に見えるのは何故だろう、滝野ですコンバンハ。

元々敵サイドからの協力関係は燃え枠として好きでして、
更におねェとの絡みでなんか可愛く思えてしまいました。ちっくしょう。

 

劇場版でざっくり筋は分かっていたし期待外れってことは無いさ!と思いきや
全篇通じて違和感のあるアニメでした。

設定だの科学考証だのを気にして物語を楽しめないのは
確かにオタクの悪いところ。
しかし、それを気にすんな!と製作側がキャラクターに
先出しで言わせてしまうのは如何なものか。

本当に細かい事が気にならないほどの勢いのある話なら良かった……けど……
劇場版は物語の骨格のみだから王道展開にも納得していた、が……
古き良き巨大ロボットアニメへのオマージュばかりを見ているような……
お約束を踏襲するのは良い事だが、オリジナリティはもっと大事ですよ……

キャラクターも最初から記号化されていて、観る側の「このキャラはこういうもの」という
先入観に頼っているような印象です。
好きだけど王道だけど、物語上の役割は果たしてるけど、
それ以上の広がりや人間っぽさを感じない。

「あの頃に僕たちが好きだった、ああいうアニメを作りたいんだ!」という思いは
ビシバシ感じましたし共感も致します。
それだけに、目新しい要素のないままに2クールという期間を
終えてしまったのが残念です。

 

子供には子供騙しって通じないよね。
だって「Aという前提があるからBという展開が予想を裏切って云々」なんて理屈、
子供には分かんねーもん。

このアニメ、子供が観ても面白かったんかな、とちょっと気になる今日この頃。

兄貴の退場が早過ぎて、「あいつは凄ぇ男だった」とどれだけ語られても
僕は感情移入が出来ませんでした。
設定から「きっと過去に色々あったんでしょうね」と想像するのが限界。
根拠を伴わないカリスマキャラなんぞ、主人公一人で充分ですよ。

追記:
 続ハーメルンの先行セット予約を逃したorz
 紙で持ってるんで電子書籍は無くても良い、新単行本だけ買った方が安いけども。
 けども。けども!
人脈形成ってそういう世界だと思ってる。滝野ですコンバンハ。

有能なら繋ぎ止め、それが他所に引き抜かれて疎遠になることもあるし、
迷惑を被るないしは維持コストが利益に見合わない場合は切り捨てて問題無い、
可もなく不可もなければ放置で良い。

もちろん社会を成すための交流はあるでしょう。
が、その相手を全部友人に昇格させる必要はないわけで。
むしろヒラやバイト、短期取引相手で終わる人が大半なわけで。

ニッチ市場もあるにはあるが、鳴かず飛ばずの完全な誰得も珍しくない。

じじじじじ自虐ちゃうわ!と言いたいけど割と切実に自覚を持ってると言うか
観点が荒みまくっている時点でもう負けている気がした今日この頃。

有益さは都合の良さと紙一重だし、人気商品ならぬ人気人材になりたいかというと
僕の場合は開発コンセプト及び原材料の見直しが必要だと思います。現状の全否定。
ツイッターのフォロワーさんは何かしらの御縁があって
繋がっているわけですが、「オタクである」以外には
共通点のない方もいらっしゃいます。

特撮スキーさんでも「戦隊ファンになって早20年」
「子供の頃の浪漫に足を取られ出戻りした大人」
「電王で参入してにわか扱いに耐えた世代」など様々。
当然、全員がお互いの推しタイトルを全部観ているわけでもない。

私に至ってはシンケンからなのが情けねぇ、
それより古くてリアルタイムで観てた好きな戦隊なんて
エトレンジャーしか(※特撮ではありません)。

で、こういう情報も流れて来るわけです。

【忍風戦隊ハリケンジャー 10YEARS AFTER】

10周年記念でまさかのキャスト全員終結、特撮じゃなくても普通は無理だよ。
関係者の皆さん、ファンの皆さん、あなた方の愛と情熱を尊敬します、
滝野ですコンバンハ。

このDVDの発売に合わせ、現在ニコ生でオリジナル版の再放送をしています。
まだ冒頭の第六話、しかし既に楽しい。良い意味でユルい。

初出撃で変身アイテム忘れるとか……この半人前以下のヒヨっ子たちが
最終話では世界を救うのかよ、熱いなぁ……
忍法なら何が出来ても不思議じゃないんだから、
いちいち「超」とか「宇宙」とか付けなくても大丈夫よ?
敵怪人が複数居ると「なるほどショッカー」と思い、戦隊サイドだと「分身か!」と
思うのは何故なんだろう。どっちも同じスーツが複数映っているだけなのに。

YouTubeでも東映公式チャンネルから色々配信されているのですが、
「配信期間中に見ればいい」と油断して見逃してしまいます。
ニコ生は一応「リアルタイム」と「タイムシフト」が分かれているので、
リアルタイムで見逃してしまうと「やっべぇ時間作って見なきゃ」、
配信期間は同じでも心構えが違うのでしっかり追える。

もう一つ、コメントを見るのはネット配信ならではの楽しみです。
本編だけを見るのなら、それこそDVDの方が楽だもの。

ただしコメント機能には問題点もあって、
「OBが行方不明? そうかカクレンジャーは犠牲になったのだ……」
「流派が違うから無事なんじゃね?」
おいおいおいカクレンなんて作品名しか知らん、どの世代まで遡れば
全部のネタを理解出来るようになるんだ。

 

別に分からなくても良いけど、興味を持てるのはきっと良いこと。
黒子さん無双が始まったのはいつの時代なんだろうかと考える今日この頃。

「視聴者がツッコミを入れずには居られない諸々に説明を付ける超常の存在」なので、
主人公補正の上を行くトンデモ性能なのは仕方がないのかも知れません。
本当は全部あいつ一人で良いんじゃないかな。
著作権の切れた名作系ってどの本が良いのか分からんよね。
同じ題の短編集が、表題作以外全部違う話だったりとか。

『ヴェニスの商人』光文社古典新訳文庫

剣と魔法のファンタジーの世界観のキャラを白紙からデザインするぞ!
という段になって己の蔵書と知識の偏りに愕然とする滝野ですコンバンハ。

容姿情報ほぼ皆無のテキスト素材から漫画キャラ描くとか
何気に初じゃねぇか……ファンタジーオタクがこの歳にもなって……

「いかにもファンタジー!」なキャラは悩むだけ悩んで捏造するとして、
他はどーしょーかなーと考えた末にシェイクスピア先生に行き着きまして
本日の記事の商品画像でございます。
文体が易しく、それ以上に充実の時代背景等の解説。良書。

今は服飾の資料として映画や舞台の画像をネットで漁っております。
作家にこだわるわけではないのですが、周辺を片っ端からひっくり返すよりは
軸足を据えた方がそれっぽい上に手っ取り早いはず。

この時代の風俗史を考証しつつ、現代の銀幕に映える衣装を作るのは
さぞかし骨が折れる仕事だろうと思います。美意識も今とは違うし。
そんで完成形の衣装はネットでザクザク拾えるんだけど、
原型の史料的なものは紙媒体を当たらないと駄目そうです。
庶民の服飾や短期的な流行の記録は紙でも少ないようですが、
映画のモブの服装とか、空気作りという意味で主役よりも重要なのでは。

 

剣と魔法の、と言うからには武器や甲冑の資料も当たっています。
西洋の全身甲冑って表舞台に在ったのは一瞬だったのね。

「こんなクソ重いもん着て戦えるわけねーだろ」というのは誰でも分かるとして、
軽量化や装飾などの技術が伸びると同時に銃が実用的になって来たため
鉄板を着込む意味がなくなってしまったんですと。
確かにどちらも金属加工技術の発展の賜物だものなぁ……

 

とはいえファンタジー世界にそんな話を持ち込むのもどうなん?と
遠い目をする今日この頃。

「中世ヨーロッパ風なのにそれはおかしい」というツッコミを入れる人もいますが、
魔法がヒュンヒュン飛び交うような世界で服装や食生活だけが
中世ヨーロッパ水準であるワケがなかろう。

銃弾より火球の方が多い戦場で、金属の防具に何の意味があるのか。
氷の魔法が一般的であれば、香辛料の価値も大分違って来るんじゃないのかい。
僕が黒歴史を抹消したいと思ったら、FC2さんより先に
何とかするべきものがあると思うのです。

まさに今、君の目の前に。

黒の歴史が脈々と続いていて、どこまで消せば良いのかどこから残して良いのか、
そんな線引きにはきっと意味がない。滝野ですコンバンハ。

部屋を整理していて、確か14歳くらいでしょうかね、
いわゆる黒歴史ノートが出て来たことがありまして。

考えていることが今とさほど変わらん……
このメモ帳、作品の形に捻り出す能力を越えているという意味では厨二マッハだけど、
今の自分はテーマも枠組みも己の能力で出力可能な範囲に設定しているだけで
分を弁えているから痛くない!というのは屁理屈でしょう。

 

今アツいのが死霊使い。正確には死霊使いに起こされた死体の方。

造り物の魂と魔力の介入で活動する肉体。
生前の記憶は脳に入っているから引き出すことも可能。
ただし、元の魂は逝ってしまっている。
その記憶は言わば他人のアルバムのようなもの。

肉体の前の持ち主について、彼の意思を継ぐべき等と
死体ごときが考えるのは出過ぎた真似ではあるまいか。
あるいは、死体ごときが彼の記憶と意思を裏切る等と、
やはりそれは出過ぎた真似ではあるまいか。

 

見事なお花畑思考なんですが、残念ながら僕は現実在住なので
この花の種もどこか現実の世界から飛んで来てるはずなんだよな……
と、そういう風に考えるようになった今日この頃。

出力形式がおかしいだけで、原型は身近なところにあるのだろう。きっと。

黒歴史の行方

2013年5月12日 日常
黒歴史の行方
黒歴史fc2アカウントを消しました。
正確には、誤って消してしまいました。

どの道削除はするつもりだったんですが、順番をしくじってしまってな……

サルベージしたいファイルが幾つか取り残されておりまして、
しかし当たり前のようにhtml同士のリンクが! 無い!
何故なら「もう表示しないよね」と自主的にブツ切りにしたから!
もしくは最初からリンクなど無く、外部からの直リンクだったから!

で、引き出し丸ごと破棄するワケにも行かず、
「たぶんここにはあるはず」と積んでおいたわけです。

自分でもびっくりするような場所から、んなもん覚えてねぇよなパスワードが出て来て、
良かった目当てのデータ見つかったヤッター!

操作ミスして複数のファイルが保存出来ないまま電子の藻屑に

数年越しで探していた親友とやっと会えたと思ったのに、
目の前で死んでしまったんだ……しかも俺のせいで……
そんな感じです。

画像はサルベージに成功したもの。
自分の古い絵は見るのがつらいと聞くけど、変化も上達も無い俺には関係がなかったぜ。
「今と比べて描くのが楽しそうで凹む」というのはあるかも知れない。
ニチアサ戦隊ヒーローを見ています。

仮面ライダーは途中を見逃すと付いて行けないと言うか、きちんと画面を見ていないと
話が分からなくなってしまうので視聴を放棄しました。

見てると言いつつ画面を見ていないとはこれ如何に。滝野ですおはようございます。

 

今年の戦隊は恐竜がモチーフ、タイトルはそのものズバリのキョウリュウジャー。

太古に栄華を極め、忽然と姿を消した地球の先人。
その浪漫が「過去に使ったことがあるから」という理由で、現在の子供達から
取り上げられることがあってはならない。実に結構です。

しかし黒の恐竜のチョイスがおかしくはないか。パラサウロロフスて。

草食だったのは間違いないようです。
特徴的な形の頭蓋骨は、大きい声を出すためという説が一般的。
仲間同士で交流していたのか、縄張りの主張に使っていたのか、威嚇音だったのか、
ともかく直接体をぶつけることを避けていたのでしょう。

それが戦隊の黒に。
身のこなしが軽く銃の扱いに長けた黒に。
一匹狼を気取りたいけど仕方ないから協力してやんよ的な黒に。

おかしくないか……自分でも基準分からんけど……

ヴェロキラプトルを緑に取られてしまったのは仕方がありません。
色的にも草食恐竜だと攻撃能力皆無過ぎて「お前森に帰れ」ってなりそうです、
そこは納得しています。

しかし他にも黒の適任は居たはずだと、私は声を大にして主張したい。

アンキロサウルス辺りで重量級戦士には出来なかったのか。
バリオニクスやパキケファロサウルスなら遊撃手として納得した。
同じ草食恐竜でもイグアノドンは研究最初期の重鎮としてアリだった気がする。

知識が古過ぎて新発見種とか分かんね。
知ってる恐竜でも分類の変化で名前変わってるかも。
心配していたのですけど、問題はそっちじゃありませんでした。

登場する生物(ED歌詞から推測)の生息期とか、メカの姿勢とか、気になります。
特撮ファンではなく古代生物オタクの血が騒ぎ始めた今日この頃。

 

作品製作に当たって、実際の研究を脇に退けてしまうことも大切だと思います。
必要なのはある程度のリアリティであって、オタクの知識とかどうでもいい。
もちろんこだわっても良いけれど、大衆のイメージと掛け離れてしまったら意味がない。

しかし時代と共に「恐竜の一部には羽毛があった」という認識も定着しつつあるため、
戦隊メカのモチーフとしての賞味期限はギリギリなのかも。
もっふもふのラプトルとか……私は見たいけど、格好良くはないよな……
素人のWeb漫画も紙の本になる今のご時世、単行本化は当然として、
こう来るとは予想だにしませんでした。続ハーメルン。

http://www.michiaki.net/

エイプリルフールって先月じゃ、と一瞬思った滝野ですコンバンハ。

既刊の電子書籍化が嬉しい、そして安いです。心配なほどの破格です。

ラスト3巻が人に貸したまま返って来ず、買い戻そうにも古本屋ですら見掛けなくて、
最後だけ抜けているとなると読み返すのも躊躇われてなぁ……
この先「よし!」と腰を上げる機会もなさそうな気がして、その3巻を
Amazonさんで取り寄せることにしました。

電子書籍が来るのに矛盾してないか?とツッコまれれば、
オタクのサガと業だとしか言えません。

Amazonユーズドを使うなら他にも欲しいアレコレが山ほどあります、
しかし際限がないから今回は! これだけ!!!

 

この作品、私が読み始めた頃には既に雑誌の看板ではありませんでした。
看板、ではなかったけれど、良心だったような気はします。

雑誌に載っていたら楽しく読める作品というのはあるものです。
と言うか、「単行本より早く読める」以外の雑誌のメリットってそれしか無いような……
あとは新規作品の探索コスト削減くらいですかね。

単行本を買ったり、読者アンケートでチェックを入れることはなくとも、
連載を楽しく読んでいた人は多かったはず。
ガンガンっ子に話を振ると大抵食い付きますし。
変な漫画だったよねーコミックスで通し読みしたら印象変わるかなー
いや全然変わらんと思うよ、とか。
雑誌の形態を支える縁の下の力持ちだったんじゃないかと思います。

 

特典に「好きなキャラクターのイラスト」というのが入っていて、
一人に絞るとなると悩んでしまう今日この頃。

いや、買うのは単行本と電子書籍で足りまくるんですが。
一番好きなのって誰だろう?と考える分にはタダです。

……クラーリィさん?
登場するなり主人公にホモ認定されるわ、
近付いて来る女の子は漏れなく最愛の妹に消されているわ、
その妹を自らの手に掛ける羽目になるわ、
兄と慕った人は魔族の傀儡と化しているわ、
惚れた女性がお察し過ぎるわ、
最終回でも他は報われているのにこの人だけ気の毒な感じが否めない。

でも結局みんな好きですよ。

アニメ化特需

2013年4月30日 ゲーム
特定のゲーム会社に執着はせず、雑誌等を見て
気になるタイトルをもぐもぐするのが好きです。

しかし3DSで選択の幅が狭まったと言うか、ソフト開発にも
一定の基盤がないと難しいのでしょう。
その中でも遊びたいジャンルとなると脅威のアトラス率。
無名RPGが乱立していたあの頃が恋しい滝野ですコンバンハ。

【デビルサバイバー オーバークロック】

第一作発売当初から「メガテン派生でSLG戦闘かー」と気にしていたタイトルで、
2発売日ダッシュの後にOCへと逆流しました。
ボイスや3D表示が邪魔に思えて、更にDSオリジナル版へと逆流。

今夏発売の続編「ブレイクレコード」を買おうか買うまいかとAmazonさんにアクセスしたら
前作価格がおかしい。

2発売直後も1がプレミア価格になっていました。
リメイクを控えている2はともかく、OCは3DSで僅か2年前ですよ。
中古買取価格が定価近いってどういう……
アニメ放映が始まって一ヶ月、今がピークだと信じたい。

自分は1のシナリオの方が好きだったりします。
悪魔召喚端末の形態、東京を舞台にガチサバイバルで殺し合い、
遊ぶ側としては胸が熱くなります。同じものが原因でアニメ化は許されませんが。

2は登場人物の会話が楽しいので、こっちがアニメ展開で本当に良かった。
和気藹々っつってもプレイヤーの選択次第でバタバタ死にますが、
基本的には人外が相手ですし、1ほどやりきれないお話ではありません。

ただし「じゃあ助けなきゃ殺せるわな?」は、死亡イベントを見るのが楽しみな
外道ユーザーの良心を揺さぶる名言。

 

アニメは関西が他地域より一日先行らしいです。
関東在住のスタッフさんは当然のごとく関西での放映をスルーしているため、
微妙にハブられている気がする今日この頃。

ネタバレ自重を強いられる上に公式リアルタイム祭に乗れない二重苦。
原作ゲームクリア済みだと、ゲームの内容についてもお口チャックが必要で三重苦だよ。
今、テレビでは「35歳の女子高生」というドラマをやっています。
設定を見て即座にこのドラマを思い出した滝野ですコンバンハ。

ホントに大好きな作品です。
でもね、50話収録3万円のアニメのBOXも買い渋る人間に、
全10話で2万円のドラマのDVDは無理がありますやん。
何故か近所のレンタルショップにあるので
いつでも見られるように思えてしまって、
下げられたら買うのかも知れません。

主人公はヤクザの若頭、喧嘩とオツムの強さが反比例する26歳。
あまりの馬鹿っぷりに危機感を抱いた父親が彼を高校に編入させるものの、
「組の長だから」という理由で学級委員長に立候補し、
不安を感じた担任からは交換日記を提案され、
購買部の限定プリンを買うべく知恵と力の全てを注ぎ、
馬鹿のベクトルが別の方向に向かう、そういうお話です。

学校行事や定期試験など、普通の高校生らしい場面も結構あります。
言われてみれば26歳だろうと17歳だろうと、「人生初の高校」であることに
変わりはないのだ……
主人公の設定のせいで何もかもが笑えてしまうのですが、
学校生活の楽しさを客観的に見ると案外こんなものじゃないかと思います。

主人公が馬鹿過ぎて、親友の名字「桜小路」を覚えられないというのが凄い。
そして最終回まで「桜なんとか」と呼んでいたのも凄い。

最終回でお約束な伏線回収をしてくれて、こういう「分かり切っているけど嬉しい展開」で
ガッツポーズしてしまう作品と冷めてしまう作品の違いはどこにあるのでしょう。

「泣くな、はらちゃん」も同じ役者さんが主人公で、笑えて笑えて時々考えてしまう
良いドラマでした。
やっぱりそういうのがハマり役なのかな、と他の出演作にも興味を持っている今日この頃。

 

今見たいのは大河ドラマ「秀吉」です。
ポケモン+ノブナガの野望をクリアして、ポケモン映画を見たら、
もう竹中直人さんの秀吉しか思い出せなくてな……
と言うか私の中では豊臣秀吉=竹中直人と直結しているんですよ……
コメディ邦画でよく見る役者さんですが、「秀吉」晩年の演技を見ていると
どうしてこっちの路線が主にならなかったのか不思議です。格好良いのに。
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第一期です。
「お前歳いくつだ」と訊かれますが、私が見たのは
衛星アニメ劇場での再放送であって、いくらなんでも
リアルタイムじゃない。滝野ですコンバンハ。

33年ぶりに新作を地上波放送ってどういうことなの……
しかも日曜の夕方とか……
アニメアンテナが鈍い自覚はあったけど、だってCM見ても
今更だもの、劇場版かOVAだと思うじゃないよ……

 

2013年4月15日現在、TV版2199は第二話。
第一話で主題歌を流す必要はなかったと遠い目になっています。

それはヤマトが発進してから流す曲であって!
古代の配属も決まってないのにさらば地球よしてんじゃねぇ!
第二話でいきなりOPカットしちゃうくらいなら、第一話で強引に挟まなくても
良かったよね?! ねぇ?!

キャラクターデザインはいい具合に現代風だーと感心しつつも島の原型がありません。
元々が準主役の割に特徴付けの薄いデザイン(凡人担当なのだと思う)なので、
絵柄を変えると別人になってしまうのは必然か。
逆に真田さんは変わって無さ過ぎて、これはこれで不気味な気も……
守兄さんはオリジナルデザイン自体が記憶にない、こんな人だったっけ?

記憶が上書きされない内に、第一期をちゃんと見て復習しておこうと思う今日この頃。

見ていたと言っても、20年近く前に一回見たきりですからね。
最終回付近の雪さんや艦長の扱いがリメイクの度に変わっているらしくて
どの辺からがネタバレになるのかよく分かりません。
私が映像で思い出せるのはイスカンダル到着後と地球帰還のシーン、
あとは生き血100%(※グロ展開)、我ながら偏ってんなー。
自分でもこのブログに戻って来る気はなかったのですが、
まずはサービスが継続していたことにビックリですが、
友人が「最近の記事も見た」って言っててマジで?
滝野ですコンバンハ。

 

それはさておきミュウツーです、
今年の映画で戻って来ると聞きました。
TVアニメではリザードンも再登場したとか。

初代に直撃された層を揺り戻すつもりかと思ったんですが、
よく考えたら当時10歳だった人は現在25歳。
ポケモンを見る年頃の子供を持っていてもおかしくないんですね。
若いパパママだなーくらいの感覚。

白黒世代までのポケモン全部言えるかなって聞かれたら大抵の人は無理なワケで、
新作映画が親子でポケモンの話をする取っ掛かりになればと期待しています。
ミュウは都市伝説で、はかいこうせん無双で、セレクトボタンを押すと
高確率でバグったあの頃。リザードンがひこうタイプじゃなかったあの頃。

そんな当時を思い出しつつ、予習兼復習としてDVDを借りて来ました。
最後に見た時はVHSだったので、初見のつもりでディスク挿入、
チャプター画面のBGMで既に泣きそうになってて思い出補正って凄い。

劇場での順番に則って、「ピカチュウのなつやすみ」から入ります。
リザードンが進化済みでビックリ、そう言えばこの映画の時点で
TVアニメ本編もトキワジム突破済みだった……

水タイプは赤緑から数が多かったはずなんですが、プールのシーンを見ると
まだまだ少なかったなとしみじみ。
最初からフシギダネだけで良かった気がしたり、リザードンがおちゃめだったり、
トゲピーは保護者なんて要らなかったんじゃないか。
EDで肌を焼いていたルージュラさんには色々とツッコみたい。

そんなほのぼのストーリーからの、ミュウツー本編プロローグです。
子供はこの展開に付いて来られたのか、当時の映画館の空気が
気になります。私が子供連れなら退出を考えたと思う。

OPは明るいものの、タケシのジョークとカスミのツッコミはその後出て来ませんし、
そういえば普通のポケモンバトルもほとんどありません。
タケシのお姉さんレーダーが実用的に作動するとは思わなかった……

印象的なシーンや台詞の多いこの映画、今回胸に来たのは
ニャースの「この爪、痛そうだニャ……」でした。
同じ爪だもの、引っ掻かれればオイラが痛い、オイラが引っ掻けばおみゃーも痛い。

「技に頼らず体をぶつけ合えば分かるはず」という理屈に対し、
たいあたりという技の存在を思い出して微妙な気持ちになったのは
私だけじゃないと信じています。

 

アニメ初期の構成とこの映画のシナリオを手掛けた脚本家さんは、
ご本人のWebコラム曰く監督さんと喧嘩してしまい、
劇場版第三作を限りにポケモンシリーズから手を引いたのだとか。

お気持ちは分かります、主人公が成長しない冒険劇に何の価値があるのか。
原作ゲームにも「交換」があるのだし、サトシがリーグ優勝してトレーナー引退して、
でもピカチュウは「俺より強ぇヤツに会いに行く!」と新人トレーナーに付いて行くとか、
お話としてはアリだったと思うのよ。
どうしてサザエさん方式にしてしまったの……続いているから勝ちなの……?

続編「ルギア爆誕」「結晶塔の帝王」は単体で観ると微妙な映画ですが、
それぞれ「ミュウツーの逆襲」で取りこぼした要素を回収しているんですね。

そういう背景を背負って、今更主役のポケモンだけを表舞台に戻す、
ホント大丈夫かよとハラハラしている今日この頃。

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