届いていないだろうけれども
2004年3月23日 日常多分 人の心に届くものは
古くから使われた単純な言葉で
あまり長いものではなく
短い直接的な言葉で
だからつまり
ありがとう
を言いたいのだ
ありがとう
は肯定なのだ
相手の行いに感謝することで
相手の存在を肯定するのだ
そこに居て
口を利いて
苦笑いをして
時々俺を泣かせ
どうでもいいことを話し
怒らせたり困らせたりもした
逆に
俺が相手を怒らせたことも
困らせたこともあるだろう
一緒に笑ったりとか
遠くへ行ったりとか
そんなことも
そうする前にそもそも
その存在も
その全てというものが
何もかも「ありがたい」
そんな時に
何もかもを肯定したい時に
人は相手を「好き」だという
全面肯定をするために
「好き」だという
そこに見返りはあるかも知れないし
やっぱり無いものなのかも知れない
ただ好きであるということが
世に謳われるほど哀しく切ないと
そうは思えなくなってきた不思議
哀しいはずの終末さえ幸せな形だったと
そう思うことの出来る不思議
この先も手出しの出来ぬ距離のままだと
知りながら笑えている不思議
ああ、昔むかしのあれは醜かったから
「好き」ではなかったのだろう
醜い独占欲と共に
人間らしさがひとつ欠け
流れた紅の代償に
何故か砂糖を喰っている
こんな俺は滑稽だろうと
ひとりで笑う春先の帰途
すれ違った黒猫は
俺を狂人だと思っただろうか
なんもかんもが面倒くさい
ありがとうでは足りないけど
好きを言うには疲れていて
だからしばらく眠らせてくれ
鉄くさい洗面所を掃除したら
次はシーツを洗わなくては
面倒だから明日でいいか
もうココアを飲んで眠ろう
訊きたいことが
ほんとうは山ほどあったんだ
何年か越しに訊いてないことも
ほんの数ヶ月前のことも
山ほどあったんだ
でも訊くと君は笑うから
苦く苦く笑うから
傷つくのは僕と絆だから
訊かないでおくよ
話したよ。楽しかった。
会ったよ。楽しかった。
しばらく、ばいばい。
何とか、生きていくよ。
古くから使われた単純な言葉で
あまり長いものではなく
短い直接的な言葉で
だからつまり
ありがとう
を言いたいのだ
ありがとう
は肯定なのだ
相手の行いに感謝することで
相手の存在を肯定するのだ
そこに居て
口を利いて
苦笑いをして
時々俺を泣かせ
どうでもいいことを話し
怒らせたり困らせたりもした
逆に
俺が相手を怒らせたことも
困らせたこともあるだろう
一緒に笑ったりとか
遠くへ行ったりとか
そんなことも
そうする前にそもそも
その存在も
その全てというものが
何もかも「ありがたい」
そんな時に
何もかもを肯定したい時に
人は相手を「好き」だという
全面肯定をするために
「好き」だという
そこに見返りはあるかも知れないし
やっぱり無いものなのかも知れない
ただ好きであるということが
世に謳われるほど哀しく切ないと
そうは思えなくなってきた不思議
哀しいはずの終末さえ幸せな形だったと
そう思うことの出来る不思議
この先も手出しの出来ぬ距離のままだと
知りながら笑えている不思議
ああ、昔むかしのあれは醜かったから
「好き」ではなかったのだろう
醜い独占欲と共に
人間らしさがひとつ欠け
流れた紅の代償に
何故か砂糖を喰っている
こんな俺は滑稽だろうと
ひとりで笑う春先の帰途
すれ違った黒猫は
俺を狂人だと思っただろうか
なんもかんもが面倒くさい
ありがとうでは足りないけど
好きを言うには疲れていて
だからしばらく眠らせてくれ
鉄くさい洗面所を掃除したら
次はシーツを洗わなくては
面倒だから明日でいいか
もうココアを飲んで眠ろう
訊きたいことが
ほんとうは山ほどあったんだ
何年か越しに訊いてないことも
ほんの数ヶ月前のことも
山ほどあったんだ
でも訊くと君は笑うから
苦く苦く笑うから
傷つくのは僕と絆だから
訊かないでおくよ
話したよ。楽しかった。
会ったよ。楽しかった。
しばらく、ばいばい。
何とか、生きていくよ。
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