真夜中の訪問者

2004年8月13日 日常
陳腐な漫画のサブタイみたいなタイトルですが、ええ。

 

唐突に「オフしない?」とお声がかかり、三日経たないうちに
実行に移ってしまったワケなんですが、一応私も女ですよ(謎)。

ネカマBOTを名乗っていたからには、「うわぁ……本当にネカマBOTだ」
だったら目も当てられない。ネタにして笑えないだろうд´)ノ

 

ま、三日でウェスト5センチ減らすとか身長5センチ縮めるとかは
物理的に不可能、小洒落た服とか持ってないし金もない、
ましてや美容整形など夢のまた夢(お前どこまでやるつもりだ)。

もう開き直って普段通り出かけてゆくことに決めまして。

せめて「寝不足で肌が毛羽立ってる」とかは回避すべく、
早く寝ようと自室に引っ込み。

ベランダに面した窓を閉めに行き。

 

そこにヤツは居た。

 

で、本当は21時くらいの来訪者でした。滝野ですコンバンハ。

 

猫が寄ってくるので「猫好き」の称号を与えられ、呼んでるワケじゃねぇと
キレるキョン吉@フルーツバスケット(少女漫画)。

彼が猫の物の怪に憑かれているというのなら、俺には果たして
何が憑いているというのでしょうか。

俺は草摩の人間じゃないんですが、それなのにそれなのに何故!

やたら鳥が寄ってくるんでしょうか!

鳩の前は目白で、その前はスズメのヒナだったな。
更に前はツバメのヒナで、これは根性で巣に返したな。
近所でゴミを漁ってるカラスが、人が近付くと逃げるんだけど
俺のときだけ逃げなかったりとか……
駅に立ってると、何食べてるワケでもないのに鳩が来たり……

思わず回想に耽ってしまった、そんな俺の前に居たのはヒヨドリ。
まん丸に膨らんで、ふてぶてしく居座ってたのです。

これがまた尾羽の生え揃ってないピヨピヨちゃんで、よく見ると
頭の羽も袋に入ったまま。身体は小さいのにくちばしは伸びきってるので、
体長の5分の1はくちばしで出来ているように見えます。
間近で見ると、なかなかにつぶらな瞳のエグい顔をしています。

そう言えば最近、お隣の屋根にヒヨドリがよくいるな……
お隣に巣を作ってたのかな?
風切り羽はとりあえず揃っているようだし、無謀に飛び出してきて
ベランダに引っかかり、戻れなくなったと考えるのが自然ですね。

 

この時点で、「明日は外出」とかの情報は脳味噌から吹っ飛んでいると
思っていただいて結構。

 

とりあえずヒナさんがいらっしゃるのが、ベランダの中ではなく手すりの上。
下手に刺激すると庭に落っこちてしまいます。飛び慣れていない
ヒナ鳥を放り出すには、ちょっと心臓に悪い高さです。
しかし我が家のベランダは、間隔の広い柵で出来ている上に屋根とも
繋がっているので、庭共々に猫の通り道。

 

まじゅい。手出しも出来ないが放置も出来ない。

 

ここで11日の日記の心境が明らかに!

なんかもーせっかくのオフ会だし、S県月宮さん(※)に負けず劣らずの
電波+ネカマBOT全開で行っちゃおうかニャー★と思ってたんですよ。

(※S県月宮……
 滝野が中毒な某ネトゲに現れた、非常に……お察し下さいな方。
 「お兄ちゃんどいて! そいつ殺せない」が決め科白。
 詳しくは下記アドレスを参照していただきたい。
 http://yuni_ford.at.infoseek.co.jp/tukimiya/tukimiya.html

が、しくじった。周波数を間違えたようです。
デムパの神ではなくヒヨドリさんが来てしまいました。

 

パニクって日記書く俺(何故)、

ベランダの見える位置に居座って監視を開始する俺(寝ろよ)、

プレステ立ち上げてTOEでミニゲームに励む俺(待てコラ)、

あああぁあヒロインの声がカンに障るぅーッ!(オフにしとけよ…)

とか叫びながらも猫の影がちらつくたびに窓を開けて追い払う。

ヒナさんが手すりの上にいる以上、ベランダの中からジャンプしないと
猫の手は届きませんから、何とか追い払う余裕があったのです。

 

コラコラ、食物連鎖ピラミッドは一応知ってるけどな、やっぱり
我が家のベランダでムシャムシャ食われちゃったら後味悪いの。
夜中の喧嘩は我慢してあげるけど、今夜はあっち行ってちょーだい。

ヒヨドリ君、君は君で窓開ける音にくらい反応して下さいよ。
翼に頭突っ込んでグースカ寝るんじゃねーって。
そんなのじゃこの先、野鳥としてやって行けないぞ。

 

そしてTOEのミニゲームを8時間ブッ続けプレイしながら
夜を明かしてしまったという……_| ̄|○

せめてストーリー進めようよ俺_| ̄|○

ちなみに頑張っていたミニゲームの名は「ウィス」、UNOに似たルールの
カードゲームなのですがスコアはマイナス2000(氏

 

で、「うぁ、もう空白んでんじゃん……ってあぁーッ?!」と
思う頃には平気な顔で起きだしているヒヨドリ君。

で、「あーもー、やってくれましたねおまいわ」と半ば寝惚けながら
窓開けたら、俺に向かって思い切り口をあけるヒヨドリ君。

 

 

お前、野鳥だよな。

まさか人間にエサをくれとは言わないよな。

 

 

目玉焼きを作ってあげました_| ̄|○

黄身と文鳥の餌をお湯で溶いてあげました_| ̄|○

無駄知識と無駄経験が、無駄に役に立った瞬間でした_| ̄|○

 

「しかし共食いじゃないのかコレ」とか「お前の胃袋は底なしか」とか
思う端から、作った分を全てたいらげるヒヨドリ君。

ふと声がしたので見上げると、ようやく隣の家の屋根の上に
パパ・ママがお揃いになっておられたので部屋に引っ込むことに。

餌で釣って飛ばせようとしてたけど、ごめんよ、ヒヨドリパパ(仮)……

さっきたらふく食わせちまった(’A`)

それでも何とかヒヨドリ君、危なっかしい羽ばたきでお隣の屋根
(多分そこに巣があるんだろうなぁ)まで戻って行きました。

めでたし、めでたし。

 

 

 

ちなみに残った白身は、醤油かけて朝ごはんにしました。
黄身の無い目玉焼きほど寂しいものはないと思い知りました。

めでたくなし、めでたくなし。

 

 

そんなこんなで、完徹状態のまま出かけることになった滝野。

 

次のお話はなんと、古の都京都を舞台に滝野暁が大暴れ★
巻き起こるスリルとサスペンス、愛と浪漫と義理人情、
若さと富と学歴詐称による名誉、そして最愛の妻を失いながら、
放射線を浴び巨大化した滝野はドーナツを食べられるのか?!

次回「増えるワカメは盗作だからやらなかったよ」、お楽しみに!

 

こんなテンションで出かけていった結果をお察し下さい。

 

いや、嘘です。冗談です。

大丈夫だったと信じたい程度に大丈夫だったような気がするので、
命に別状はないでしょう。

 

 

命に別状のあるオフって何だよ……(’A`)

あれか? 「お兄ちゃんどいて!」って叫んだりするべきだったのか?

でも親子でTVアンテナにとまってるヒヨドリ見てたら、なんかもう
ほっこりしちゃってどうでも良くなっちゃったよ(’A`)う゛ぁー。

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