たかいところこわいたかいところこわい(以下エンドレス)
でも単なる「高所」だけがキーワードではない。
某芸人風に「タキノです」って言ってみたいけど勇気が足りません、
そんなワケでちょっぴり切ない18歳★滝野ですコンバンハ。
散歩に行って来ました。
夏休みの間は毎朝のように行ってたのだけど、学校が始まるとどーも……
それで夕方、気付いたように、地元の小さな山に登ってみたのです。
ヒヨドリの声、藪から飛び出していくスズメの群れに、高枝を渡る
メジロのさえずり……と、山を歩く都度に聞こえる鳥の声に聞き入る俺は
完全無敵の鳥オタクなワケですが。
普通の人には分かんねーよ、とコトあるごとに断言されちゃってます。
鳴き声だけで判断できる鳥は、お前らウグイスとカラスだけですか?
(↑ものすごくいい笑顔を浮かべる鳥オタクの図)
遊歩道の整備された、ほんの小さな山で、20分もあれば展望台まで
たどり着けます。犬の散歩してる人、ちょっとハードなジョギングの
コースにしている人なんかと、よくすれ違います。
秋の行楽シーズンに入ったら、少しうるさくなるくらいの山。
夕方遅かったこともあり、薄暗く曲がりくねった砂利道の先には
無人の展望台がありました。
手すりにもたれれば、見えるのはいつもの景色。
足元に宇治川の緑水と鳳凰堂を踏み、民家の屋根が並ぶ先、寺院の緑が
ぽつりぽつりと取り残されるようにして彩を添える。
橋の上でクラクションを鳴らすトラックの列とか、塔の島を歩く人とか、
その人に連れられる犬とか、ふと間近を越えていくカラスの影とか。
手を伸ばしたら届きそうな枝で、木の実をついばむメジロの声。
太い煙突が何本か突き立っていて、手前から遠くへと輪郭を失っていく
小さな街並み。夕焼けの中、御伽噺の霧の城のように、灰色の建物が
ぼんやりとした輪郭を主張する。
この景色を見るたびに、飛びたいなぁ、と思います。
夢で見たのか、それとも想像の産物なのか知らないけれども、
俺の中にはどうにも「飛ぶ」という感覚があるようなのです。
地面をうんと強く蹴って、がくんと重力に引っ張られて。
広げた腕が空気を受けて、浮力と重力がつりあって、そこで初めて
自分の意思で空気を打って、景色が後ろへと流れ出す。
どういうわけか、この「飛び立った時の自分の視界」や「空気を受けて
腕がたわむ感じ」、「滑空する時の息苦しい感じ」……
飛翔の段階へと移る前の落下感や、同時に感じる全身のざわざわ感、
そういったものを克明にリアルに感じることがあるのです。
高いところから景色を見ていると、その感覚が本当に強くなって、
うっかり手すりなんかを乗り越えて飛んでしまいそうになるのです。
まぁ実際飛んだらキ○ガイの飛び降り自殺だがな……ー`)
しかしなんと言うか、「毛穴のひとつひとつまでもが覚えている」
とでも表現しましょうか、「信じて、私は飛べる」な心境になる俺。
だから信じて飛んじゃったら死ぬってばよ、と理性が訴えかけるので、
高いところは好きだけど怖いのです。
ちなみに建物の展望台や、絶叫マシンの高所は平気です。
ガラス張りだったり安全ガードついてたりで、ウッカリ飛んじゃう
心配はありませんからねー`)ノ
それでもあの景色を見ていると、飛びたいなぁ、と思います。
すぐ目の前の枝から飛び立つメジロの、住処へと帰っていくカラスの、
なんて自由なことだろうとしみじみ思ったりもします。
景色を眺めてみて、自分はどれくらい遠くに行ってるんだろう、
とかを真剣に考えてみたりもするワケで。
中学生くらいの時かな、一度うんと歩いたことがあったんですよ。
3時間くらいかけて行ったんだけど、その行き先は景色の中では
本当に手前の手前、結構近くに見えるんですね。
山は先に書いた通り、小高い丘程度のものなのですが。
勿論バスに乗って、電車に乗って、飛行機に乗って船に乗って、
その歩いて行った場所の何百倍、何千倍も遠くに行ってるのですけど、
その歩いていった先を見るたびに思うワケです。
「あー、俺の足の届く範囲ってこんなもんなんだなー」って。
そこで、「そーじゃん、飛べばもっと遠くまで行けるんじゃねーの?」
なんて電波交じりの発想なんかをしてしまうワケです。
あの曲がった道に沿わずに、川を渡る橋を探さずに、信号を待たずに、
ぐんぐん飛べたらどんなに遠くへ行けるだろう?と。
何を焦ってるんだろう?
非力だけど、無力ではない。足は重くとも、動かなくはない。
羽根は無くとも、その気になればいつか、地平と夕焼けの境まで
歩いていくことだって不可能じゃない。
よくよく分かってるハズなんだけどなぁ。
まだまだ悟れては居ないようだなぁ。
いやいや十代で悟ってるのもヤだけどさぁ。
爽やかに締めくくりたいけれど、山歩いてたらウルシ触っちまった……
あああぁあ足が! 足が痒い! かぶれちまったー!(つд`
なんで山登るのにポロシャツ+短パンだったんだよ、いやその格好も
女捨ててるしどうかと思うけど、でもせめてイモジャ(学校指定ジャージ)
装備してればこんなことには……!
こんな状態で、目下の体育授業は「ダンス」だったりする。
思い切りウルシかぶれの生足を晒して来ようと思います、
良いコの皆は長袖・長ズボンが基本だゾッ★とNHK教育のノリで
締めくくってみる今日この頃。
でも単なる「高所」だけがキーワードではない。
某芸人風に「タキノです」って言ってみたいけど勇気が足りません、
そんなワケでちょっぴり切ない18歳★滝野ですコンバンハ。
散歩に行って来ました。
夏休みの間は毎朝のように行ってたのだけど、学校が始まるとどーも……
それで夕方、気付いたように、地元の小さな山に登ってみたのです。
ヒヨドリの声、藪から飛び出していくスズメの群れに、高枝を渡る
メジロのさえずり……と、山を歩く都度に聞こえる鳥の声に聞き入る俺は
完全無敵の鳥オタクなワケですが。
普通の人には分かんねーよ、とコトあるごとに断言されちゃってます。
鳴き声だけで判断できる鳥は、お前らウグイスとカラスだけですか?
(↑ものすごくいい笑顔を浮かべる鳥オタクの図)
遊歩道の整備された、ほんの小さな山で、20分もあれば展望台まで
たどり着けます。犬の散歩してる人、ちょっとハードなジョギングの
コースにしている人なんかと、よくすれ違います。
秋の行楽シーズンに入ったら、少しうるさくなるくらいの山。
夕方遅かったこともあり、薄暗く曲がりくねった砂利道の先には
無人の展望台がありました。
手すりにもたれれば、見えるのはいつもの景色。
足元に宇治川の緑水と鳳凰堂を踏み、民家の屋根が並ぶ先、寺院の緑が
ぽつりぽつりと取り残されるようにして彩を添える。
橋の上でクラクションを鳴らすトラックの列とか、塔の島を歩く人とか、
その人に連れられる犬とか、ふと間近を越えていくカラスの影とか。
手を伸ばしたら届きそうな枝で、木の実をついばむメジロの声。
太い煙突が何本か突き立っていて、手前から遠くへと輪郭を失っていく
小さな街並み。夕焼けの中、御伽噺の霧の城のように、灰色の建物が
ぼんやりとした輪郭を主張する。
この景色を見るたびに、飛びたいなぁ、と思います。
夢で見たのか、それとも想像の産物なのか知らないけれども、
俺の中にはどうにも「飛ぶ」という感覚があるようなのです。
地面をうんと強く蹴って、がくんと重力に引っ張られて。
広げた腕が空気を受けて、浮力と重力がつりあって、そこで初めて
自分の意思で空気を打って、景色が後ろへと流れ出す。
どういうわけか、この「飛び立った時の自分の視界」や「空気を受けて
腕がたわむ感じ」、「滑空する時の息苦しい感じ」……
飛翔の段階へと移る前の落下感や、同時に感じる全身のざわざわ感、
そういったものを克明にリアルに感じることがあるのです。
高いところから景色を見ていると、その感覚が本当に強くなって、
うっかり手すりなんかを乗り越えて飛んでしまいそうになるのです。
まぁ実際飛んだらキ○ガイの飛び降り自殺だがな……ー`)
しかしなんと言うか、「毛穴のひとつひとつまでもが覚えている」
とでも表現しましょうか、「信じて、私は飛べる」な心境になる俺。
だから信じて飛んじゃったら死ぬってばよ、と理性が訴えかけるので、
高いところは好きだけど怖いのです。
ちなみに建物の展望台や、絶叫マシンの高所は平気です。
ガラス張りだったり安全ガードついてたりで、ウッカリ飛んじゃう
心配はありませんからねー`)ノ
それでもあの景色を見ていると、飛びたいなぁ、と思います。
すぐ目の前の枝から飛び立つメジロの、住処へと帰っていくカラスの、
なんて自由なことだろうとしみじみ思ったりもします。
景色を眺めてみて、自分はどれくらい遠くに行ってるんだろう、
とかを真剣に考えてみたりもするワケで。
中学生くらいの時かな、一度うんと歩いたことがあったんですよ。
3時間くらいかけて行ったんだけど、その行き先は景色の中では
本当に手前の手前、結構近くに見えるんですね。
山は先に書いた通り、小高い丘程度のものなのですが。
勿論バスに乗って、電車に乗って、飛行機に乗って船に乗って、
その歩いて行った場所の何百倍、何千倍も遠くに行ってるのですけど、
その歩いていった先を見るたびに思うワケです。
「あー、俺の足の届く範囲ってこんなもんなんだなー」って。
そこで、「そーじゃん、飛べばもっと遠くまで行けるんじゃねーの?」
なんて電波交じりの発想なんかをしてしまうワケです。
あの曲がった道に沿わずに、川を渡る橋を探さずに、信号を待たずに、
ぐんぐん飛べたらどんなに遠くへ行けるだろう?と。
何を焦ってるんだろう?
非力だけど、無力ではない。足は重くとも、動かなくはない。
羽根は無くとも、その気になればいつか、地平と夕焼けの境まで
歩いていくことだって不可能じゃない。
よくよく分かってるハズなんだけどなぁ。
まだまだ悟れては居ないようだなぁ。
いやいや十代で悟ってるのもヤだけどさぁ。
爽やかに締めくくりたいけれど、山歩いてたらウルシ触っちまった……
あああぁあ足が! 足が痒い! かぶれちまったー!(つд`
なんで山登るのにポロシャツ+短パンだったんだよ、いやその格好も
女捨ててるしどうかと思うけど、でもせめてイモジャ(学校指定ジャージ)
装備してればこんなことには……!
こんな状態で、目下の体育授業は「ダンス」だったりする。
思い切りウルシかぶれの生足を晒して来ようと思います、
良いコの皆は長袖・長ズボンが基本だゾッ★とNHK教育のノリで
締めくくってみる今日この頃。
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