えいーが

2005年1月5日 映画
夢だったんだ。

映画三段梯子。

 

15日になってからこの日記を書いている滝野ですコンバンハ。

 

というワケで、映画館を梯子するべく朝9時過ぎに四条へと出ていった。

出発時点での鑑賞予定ラインナップは、
 「ターミナル」
 「いま、会いにゆきます」
 「マイ・ボディガード」
元々が映画に疎いので、判断材料はTVのCMとおすぎの批評、
あとは妹からの意見のみだ。

(ちなみに滝野はおすぎとピーコの言うことを盲信する傾向にある。
 某ギター侍も、「忙しくて冴えなくなっちゃった」とピーコが
 言っていたので多分そうなのだろうと思い、暇になるのを待つ
 今日この頃。

ところが当日の朝刊でチェックしてみたら、ど〜しても時間がうまく
合わない。「ターミナル」と「いま、〜」は問題ないのだが、その2本に
ちょうど「マイ・〜」が重なってきてしまうのだ。3本ともを見ると、
どう調整しても待ち時間の合計が約2時間、帰宅は21時を過ぎてしまう。

泣く泣く「マイ・〜」を切り捨て、さて余った時間と金で何を見よう。

断っておくと、滝野は映画が大好きな女である。
俳優にも疎いしテレビ放映もロクに見ないくせに、映画館に入っての
映画鑑賞は洋画でもアニメでもアクションでもコメディでも大好きだ。
最寄の映画館までは頑張っても1時間以上かかるので滅多に行かないが、
誘われたら誰に何を見ようと言われてもOKするであろう。

そこに「今日は3本梯子だァー」との意気込みも加わって、とにかく
何が何でも何かを見ようと思ったのである。

さて、時間の合う映画は……おぉ、結構あった。

 「ゴジラ」
 「某CGアニメ映画」
 「とっとこハム太郎」

_| ̄|○

二番目は論外である。多分一番恥ずかしくないタイトルだとは
思うのだが、個人的にあのポリゴンの質感が駄目だ。
(同様の理由により、未だにネトゲ移住先が見つからない)

と、なると、やはり史上の名作怪獣映画を見るべきなのだろうか。
一度は「モスラ対ゴジラ(逆だったかも)」も劇場に見に行った身だし、
しかも結構好きだったりしたのだ。

否しかし、「ハム太郎」は「犬夜叉」と同時上映である上に伊藤氏出演。
またかよ!って怒られそうだけど、でも伊藤が。
1000円のうち半分が伊藤の懐に入ると思えばッ……

 

あーだこーだと迷った末に「ハウル」に逃げてしまった俺は、
やはり負け犬なのだろうか。

 

見た人見た人「キムタクって分からんかった」と「半ケツ」に関する
話しかしないので「どんな映画だ」と思っていたが、なるほど確かに、
他に語る内容が思い当たらない私である。

原作がまだ導入部しか出来ていないのに、映像化を急ぎ過ぎたのでは…
と言うか読んでない人には設定が分からなかったのでは…

 

映像美とファンタジーの点においては「劇場で見る価値満点」なので
特に不満もなく、ハウルに萌え萌えしつつ「ターミナル」を見に移動。
人は多かったものの通路際外側の席を確保、前列は女性だったので
何の問題も無く鑑賞することができた。

分類に困る映画である。ヒューマンドラマと言えばそうかも知れないが、
それで括ってしまうのは勿体無いような気がする。

空港に閉じ込められた男、という奇抜な設定の中で、笑いあり笑いあり、
オイオイ俺笑ってばっかりだよと思いつつ、ニヤニヤくすくすしたり
吹き出したり、そしてほっこり笑ったりもできる良い映画であった。

とは思う。

思うのだが。

主人公が空港から出られなくなったと説明を受けるシーンから、
私は涙が止まらなくなってしまった。
映画開始後10分も経っていない導入部のシーンで、だ。
涙を誘うようなシーンではない。むしろ滑稽な、笑いを誘う
シーンであったように、今でも思う。

幸いにも「目の前が霞むほどの号泣」ではなかったので鑑賞には
支障をきたすこともなく、映画館を出る頃には泣き止んでいたが、
あれは一体何だったのだろーか。

 

もしかして俺、花粉症?

とんちんかんなことを考えつつ遅めの昼食を挟み、3本目は
「いま、会いにゆきます」。

「世界の中心で〜」の時のような「鼻で笑ったよ」という旨の
ものではなく、「それで泣くのはちょっと……」というような
情報を聞いてしまい、半ば「意地でも泣くものか」と見に行った
作品である。

まぁ、結論からすると泣いちゃったんだけどねvなのだけど。

聞いて素直に感動できなくなるような情報は、たとえ事実でも
あんまり垂れ流さないで欲しいと思う。

(ハンカチでずびずび鼻をかみながら、「この涙も仕組まれたものなのね」
 とか考えると虚しくなるじゃないか_| ̄|○

セットがとても夢のある感じに作られていて、本筋のストーリーと
全く関係のない妄想をしたりもしつつ楽しませてもらった。
冒頭で出てくる街並の中の街灯のデザインにまで注目してたのは
私くらいだったんじゃなかろーかとは思うが、あのスズランの
街灯は可愛かったなぁ……近所に欲しいなぁ……

あとはもう、ケーキに垂涎……じゃなくてやっぱり感動。
 余 計 な 情 報 さ え な け れ ば 、
より一層の感動と共に映画館を出られたのではないかと思う。

ああ、勿体無い勿体無い。

 

 

 

 

 

 

ところでこの映画と関連して、とても気になることがある。

「何故に死に役担当は女性なのか」だ。

このしょ〜もない疑問は「黄泉がえり」の時から滝野の中で
くすぶり続けている。自覚したのがその時点だったのであり、
引っかかるものはその前々から感じていたような気がする。

アクションなら必然的に男性が主となるものが多くなる、それは分かる。
そーゆー傾向があるのを否定する気はないし、当然だと思うのだが、
しかし「死にモノ」や「病気モノ」となると話は別だ。

多少の差はあれど、男も女もいつか死ぬ。病気にもなる。

男性では駄目なのか? 感動が薄れるのか? って言うか、それは
正直なところ死ななきゃいけないのだろーか。

平均寿命にいたっては女性の方が長いのに、それでも「死に役」が
(主に)女性であるというのは奇怪な話である。

 

やっぱり女は若くて綺麗なうちが華だからかなぁー、って
そういう問題じゃない気がする今日この頃だったりするけど、
でも引っかかるんだよなぁ。

誰か良い分析など知りませんか。


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