ISBN:4751521241 単行本 酒寄 進一 あすなろ書房 2002/09 ¥1,890

画像は「黒い兄弟」の上巻。

そしてタイトルは捏造ですよ。

本当は「遥かなblue sky 空は明日へ〜…」です。

ここまで来たら、たとえこの本のタイトルを知らなくても
何の話をしようとしているか分かる人は多いはずー`)ノ

 

目覚まし時計×4 +携帯電話のアラーム +数度に渡る母の声を意識にすら
留めず、ええもう目すら開けることなく昼まで爆睡してました。

で。目が覚めたら真昼間で「ロミオの青い空」やってました。

ひゃっほう素敵な偶然だよアルフレッド! 滝野ですコンバンハ!

 

衛星第二では月〜木曜の昼過ぎに、世界名作劇場系のアニメを
再放送しているのですよ。

「ロミオ」は今までにも何度か再放送されていたんだけれど、
気付くのはいつもストーリーが半ば以降まで放送された頃。

原作タイトルにもなっている「黒い兄弟」が結成される過程(中盤)も
素敵だけれど、違うんだ! 俺が見たいのは冒頭での、
「フランダースの犬」も真っ青の救いの無い鬱展開なんだ!

特に二話でのロミオと父のやりとりから、彼がミラノに到着するまで。
当時10歳前後だった(と思う…)滝野ですら切ないやらいたたまれないやら、
その記憶が現在に至るまで薄れないほどの痛々しい展開でした。

先述した理由のため冒頭部は再放送で見ることもできておらず、
本放送で一度見たきりなのですが……

もう「覚えてる」とかじゃなく、ある意味でトラウマです。

 

それが母に頼まれてチャンネルを変えたらいきなりOPですよ。

ええ、母上様は名作劇場系のアニメが好きなんです。
見るとほのぼのできるからだそうな。昼や夕方の再放送は、
気がつくといつも見ているような気がします。

「あぁー第一話から見たかったのになぁー」
「惜しいなぁ。今日は二回目やで」
「え?」
「だから、今日で二回目。昨日が最初やったん」
「──────(゜∀゜)!!!!!!」

なんてこったぃ、キタコレ、もう大興奮、と言うか俺はこのために
今日の学校をサボったんだそうに違いない!

大興奮と言うよりは半ば錯乱する滝野。
もとい、出席日数という現実からマッハで逃避する滝野。

鬱まっしぐらの展開をウキウキしながら見守り、次回の月曜放映が
待ち遠しくて待ち遠しくて仕方ありません。

次回はとうとう、主人公が人買いに売り払われて故郷を去るよ!
そしてその次は、お姉さまがたのアイドル・アルフレッド様が
ご登場だよ!(いや、第三回でも出演してたか……?)

当時は「アルフレッドみたいな兄が欲しかったなぁ」と思っていたのに、
「あぁ、この場面で皆様は萌(ry」と冷めた目で見てしまいそうな自分に
ちょっぴり泣けてきた_| ̄|○<清い心に戻りたいわ。

 

一番印象に残ってるのは、ロミオが契約書にサインする場面なんだよな。

家族のために自分を売る。
泣ける話だけど、記憶に残ったのはもっと別の理由でした。

当時、夕ご飯を食べながら母に聞いたのです。
「サインやのに、なんで名前書かへんの?」って。

その時に返ってきた答えが衝撃的で、生々しくて、忘れられなくなりました。

第二話だとばかり思ってたんだけど、どうやらそのエピソードは
次回、第三話でのワンシーンだった模様です。

見たら絶対に憂鬱な気分になる、けど、見なかったら見なかったで
また気になるに違いない。録画すべきか否か、今から迷ってます……

 

地元の図書館にも入ってなかったし、かといって買うには高価だったし、
というワケで実は未だに原作を読んだことがありません。
アニメの放映が終わると共に店頭にも並ばなくなってしまい、
結局「気にしながらも放置」の状態になっているのです。

この際だから通販ででも頼もうかなぁ。もちろん文庫になっちゃうけど。

 

ロミオとアルフレッド以外の登場人物名が思い出せない。
顔なら出てくるんだよなぁ、妹とか天使とか。ロミオを引き取った家の
おじさんなんか、当時も結構好きだったんだけどなぁ。

第二話を見て、ロミオの父と母は覚えていたけど、
弟がいたことにビックリしてしまった。

覚えてるトコは覚えてるけど、忘れるものは
とことん忘れるんだなぁと思った今日この頃。

最終回付近での緑色のレモンとか、
やけに印象に残ってるんだよね。
なんでそこなんだろう。

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