それは一割の「成功者」と七割の「普通の人」、
そして二割の「落伍者」でもってできている。

それが人間社会の一番いいバランスだと聞いたことがあります。
比率は聞いた場所によってやや変動していた気もするのですが、
一〜二割が成功者あるいは落伍者になるというのは共通のようです。

1人の人間が9人を引っ張り、うち7人は大人しく従う。
8人いれば大抵のことは解決してしまえるのでしょう。
残りの2人は「グループ中の共通の問題」として連帯感を深めるための
生贄にされる、もしくは自主的・自動的になってしまうわけです。

だから「一割の成功者」ばかりを100人集めて新しい社会を作った場合、
そのうちの70人はやがて凡人となり、20人は落ちぶれて駄目になる。
進学校なんかでよく見られる図式ですね。

 

僕の属してるクラスは「一割の成功者」と「九割の変な人」で
できているんじゃないかなぁとふと思った滝野ですコンバンハ。

グループプロジェクトというのは人間社会の黄金則に従って、
「1割の失敗以外が成功する」ことによって完成するのですよ。

うちのクラス、みんなワンマンで突っ走るとやたら強いんだけど、
みんなが強いから「全員で何か!」ってなると誰についてけばいいのか
サッパリ分からんのです。

そういうこともあって正直、劇の出来は微妙だと思うのですが。

大道具を動かす人手も足りないしな! クラス人数23人だからな!
アレ? 俺、客席の半ばの機器をいじりながらも声の出演なの?
最初の予定だと舞台袖でマイク持って台詞言う予定じゃなかった?
いやマイク要らないって言ったの俺だけど……アレ……?

 

だけど今年は、「一割の落伍者」を出していない気がします。
その点で今まで関わった企画の中では一番偉大かも知れません。

て言うか一割も落伍されたら舞台が動かないし_| ̄|○|||

明日は誰が何をしくじろうが「お疲れ様」って言いたいと思います。

毎年なんも手伝わずにズルズル来て、今年もやっぱり特に貢献せず
小姑のように注意点をあげつらうのみで文化祭を終える予定なのですが。

そういう「普通の学校社会でなら落伍者に認定されるであろう身」で、
義理でもなんでもなく「おつかれー」と言えるのは大層幸せだと思います。

 

人間「これでいいのだ」と確信したら終わりだなと実感した今日この頃、
シメが全く唐突なのは仕様です。返品・交換は受け付けておりません。

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