おおむね普段通りの朝で、体調の悪かった母の代わりに生協の配送の
受け取りに出て、主婦の皆様の井戸端会議に半ば義務的に参加させられた。

でも生協のトラックは、時間通りには来なかった。

高速道路が通行止めになったから。

「は、死亡事故? わざわざ時間も都合したのに迷惑な!」

イライラしながら家に戻って、出支度をして、電車に乗った。

 

「大きい事故があってね、何人か亡くなったって」

まさかその言葉が、恩師の訃報だなんて思わなかったもの。

 

クラスメイトから電話がかかってきて、初めて事故の詳細を知った。

卒業したらきっと一生縁のなくなってしまった人で、
「迷惑な!」の一言で片付けることもできて、
ショックを受ける自分はなんだかズルいと思った。

そういう人間が喪に服すとかおこがましいよね。滝野ですコンバンハ。

 

通夜行かなきゃ、って喪服も数珠もねーよ!とバタバタしてる横で
父も準備をしているのが生々しいです。

市内勤務の私立教員、五十歳代前半。父は生きてるのに、なんでだろう?

人間の生殖能力はゴキブリ並みだと思うのだけど、それでも
生まれてくるより死んでしまう方がずっと呆気ない。

そういうことを考えられる自分は、やっぱり人の死を悼めるほど
いいやつではないのだと思った、そんな今日この頃。

 

来年から大学に行く自分には関係のない話ですが、

あの教科、来年から誰が教えるんだろ?

教科名は「倫理」なのですが他の学校にはない特殊な内容で、
教材も問題も採点基準も全て、その先生が作っておられたのです。

「ウチの学校の理系倫理」なんて、他にできる人いないんじゃないの。

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