髭のない某氏は某氏じゃなかった
2006年2月15日 日常 コメント (2)お通夜に行って参りました。
教職の方の葬儀というものは初めてではないのですが、
人の数の多さになんだか哀しくなりました。
とりあえずアレだ、空気嫁と誰か言ってやってくれ僕に。
会場で本日の日記タイトル参照の人を見かけて
思い切り吹いてしまったじゃないか……
うわぁ日記見て知ってたけど本当に髭が! 髭がなくなってrrrrrr
……せめて本人に面と向かって笑おうや、俺。それはそれで失礼だが。
一体何人のひとが場の空気に酔って泣くのか、
一体何人のひとが義務的に来ているのか、
僕のように「情報と現実を一致させる」ために
来ている人はどれくらいいるんだろう?
数珠を持ったまま、そんなことを考えていた。
不謹慎極まりない滝野ですコンバンハ!
つまり僕は、死を悼む気持ちとかカケラもないまま
喪服着て出かけて行ったのです。
ところが実際、祭壇に色紙が置かれているのを見て
余計にワケが分からなくなってしまいました。
だってその色紙は僕らの卒業式に贈る予定だったもので、
でも式まではまだ半月ほど時間が余っていて、
だから色紙は先生の手に渡っていなくて、
つまり先生はこれから色紙を見るはずで、
ということはこの通夜は壮大なジョークなんじゃなかろうか。
これから色紙を見るはずの人間が、死んでいるワケないもの。
なんてことを祭壇の前で手を合わせながら考えていました。
でも目を開けたら祭壇の写真はよく知ってる僕らの先生で、
じゃあやっぱりこれはジョークじゃないのだろう。
薄ら寒い気持ちで、家まで帰ってきました。
僕らの日常は、ありとあらゆる「はず」で形成されています。
挨拶をしたら返事があるはず、贈り物をすれば喜んでもらえるはず。
僕らは無意識のうちにそのことを学習していて、「はず」の枠から
外れると何となしに不快感を感じるのです。
だけど人は死ぬ、「はず」の連鎖の中に在ったものが抜ける。
そこで「はず」が止まってしまうと、僕らは悲しいと思う。
それは例えば、卒業式の時に先生が色紙を受け取ってくれた「はず」だとか、
感激するとまでは行かないまでも少し嬉しく思ってくれた「だろう」とか。
その予想というのがすなわち人間のエゴの塊だと僕は思うのだけど、
だからこそ裏切られると悲しいのです。
物事が自分の予想の範囲内、思い通りに進まなくなるワケですから。
そういう分析をすれば、僕はやっぱり悲しいのかも知れないと思った。
理屈っぽいのもほどほどに。そんな今日この頃。
教職の方の葬儀というものは初めてではないのですが、
人の数の多さになんだか哀しくなりました。
とりあえずアレだ、空気嫁と誰か言ってやってくれ僕に。
会場で本日の日記タイトル参照の人を見かけて
思い切り吹いてしまったじゃないか……
うわぁ日記見て知ってたけど本当に髭が! 髭がなくなってrrrrrr
……せめて本人に面と向かって笑おうや、俺。それはそれで失礼だが。
一体何人のひとが場の空気に酔って泣くのか、
一体何人のひとが義務的に来ているのか、
僕のように「情報と現実を一致させる」ために
来ている人はどれくらいいるんだろう?
数珠を持ったまま、そんなことを考えていた。
不謹慎極まりない滝野ですコンバンハ!
つまり僕は、死を悼む気持ちとかカケラもないまま
喪服着て出かけて行ったのです。
ところが実際、祭壇に色紙が置かれているのを見て
余計にワケが分からなくなってしまいました。
だってその色紙は僕らの卒業式に贈る予定だったもので、
でも式まではまだ半月ほど時間が余っていて、
だから色紙は先生の手に渡っていなくて、
つまり先生はこれから色紙を見るはずで、
ということはこの通夜は壮大なジョークなんじゃなかろうか。
これから色紙を見るはずの人間が、死んでいるワケないもの。
なんてことを祭壇の前で手を合わせながら考えていました。
でも目を開けたら祭壇の写真はよく知ってる僕らの先生で、
じゃあやっぱりこれはジョークじゃないのだろう。
薄ら寒い気持ちで、家まで帰ってきました。
僕らの日常は、ありとあらゆる「はず」で形成されています。
挨拶をしたら返事があるはず、贈り物をすれば喜んでもらえるはず。
僕らは無意識のうちにそのことを学習していて、「はず」の枠から
外れると何となしに不快感を感じるのです。
だけど人は死ぬ、「はず」の連鎖の中に在ったものが抜ける。
そこで「はず」が止まってしまうと、僕らは悲しいと思う。
それは例えば、卒業式の時に先生が色紙を受け取ってくれた「はず」だとか、
感激するとまでは行かないまでも少し嬉しく思ってくれた「だろう」とか。
その予想というのがすなわち人間のエゴの塊だと僕は思うのだけど、
だからこそ裏切られると悲しいのです。
物事が自分の予想の範囲内、思い通りに進まなくなるワケですから。
そういう分析をすれば、僕はやっぱり悲しいのかも知れないと思った。
理屈っぽいのもほどほどに。そんな今日この頃。
コメント
ごめん
ヒント2004年度。 なんで俺たちは書かなかったんだorz