彼氏を引き連れた知り合いに遭遇。
「恋人がいる」というだけで勝ち誇れる人間は凄いと思った。

一体、一人の人間に愛される価値というのはどれほどのものだろう。
僕にはそれが、さほど大事なこととは思えない。

そんなこと言うと「お前人間腐ってるよ!」とツッコまれそうなのだが、
いやいや、だって人間の価値ってそこで決まるものか?
容姿に学歴、財力、諸々が僕らを選別し篩い落とすのも世の理じゃないか。

仮にそこに目を瞑ったところで、恋人という肩書きと相手への愛情は
比例するのだろうか。

「飯は美人と食った方が美味い」、「彼氏の背は180ないとヤダ」、
まるでアクセサリーか何かのように「恋人」を選別する人たちが、
この世にはごまんと居る。

極端な例になると「体の相性が悪い」ってだけの理由で別れるカップルも
居るわけだし、こうなると「愛があるから付き合ってます!」と言われても
白々しいばかりだ。彼らの求めるものは心許せる異性ではなく、己の生活に
華を添える存在であり、性欲を吐き出す器である。

その観点に立てばあるいは、彼女の自信は「私には手にとってもらえるだけの
価値があるのよ、フフン」とか「私のベッドテクは凄いわよ☆」という科白に
換算することも可能なのであろうが……

しかし彼女の自信は、「愛されている私は特別なのだと思いました」に
根差している気がするわけで、ああもう分からん。

まず他人に対して「彼氏の一人くらい作りィさァ」と自信満々に言う、
「自称勝ち組」の傲慢さを恥ずかしいとは思わないのか、お前は。

が、「彼氏がいる彼女」と「恋人? 何ソレな僕」では、世間的に一般的に
彼女の方に軍配が上がるのは目に見えているわけで、僕の科白はモテない
独り者のヒガミとしてしか捉えてもらえないのであった。完。

 

果たして恋人とは何であろう。異性愛とは何であろう。
それは性欲とは別のものだろうか。
友愛よりも重んじられるのは何故だろうか。
人間の価値や尊厳とは関係あるのだろうか。

愛万歳、愛は凄い、愛は万能だ、そう叫んでおけば一応安泰なんだが、
なんか納得いかない滝野ですコンバンハ。

考えるんじゃない、感じるんだ!とか言われてもなぁ、
僕は感じるだけじゃ納得できない偏屈野朗なんだよ。

そしてそんなことを考えてばっかりいるから、また気が付いたら
見覚えのない辺りまで傘さして歩いて来ちゃったりするんだよ……

徘徊老人か、お前は。傲慢なノロケより数段タチ悪いぞ。
思わず自分でツッコミ入れて、帰りはバスだったりした今日この頃。

うあージーンズの裾が濡れて気持ち悪ィー。

 

今日の世界樹:

 プレイヤーは 中古屋さんで DQ4を探している! 封印の危機だ!

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