あえてこっち

2007年11月3日 日常
CD-ROM クリプトン・フューチャー・メディア 2006/04/07

某の陰謀により、某動画サイトにて合成音声を垂れ流しに
する羽目になったのが本日未明。

←これ、さ……どう考えても衝動買いするものじゃないよね……?

萌えグラフィックのキャラを前面に押し出した「初音ミク」でも、
価格を見ればある程度は躊躇するものだと思うんだ。

ましてやこのソフトに入っているのは、コーラスが得意な歌のお兄さん。
どう考えてもニッチな市場なわけで……

どうして僕が観てる間に、
 「5人が購入しました」が
 「7人が購入しました」に
変化するのだろう……

 

PCに情報を打ち込んで作るデスクトップ・ミュージックで
人間の歌声を再現しようなんざ正気の沙汰じゃねぇ!と
普通なら思うところなんだけれど、DTMもここまで来たか。

「初音ミク」のヒットに関しては、確かに考察のし甲斐を
感じます、滝野ですコンバンハ。

正直何を考えても「(’A`)」ってなる一方だったので、
鬱になりようのない課題を与えてくれた某には感謝。

と言うかそんなもんが局所的に流行しているということ自体が初耳だった。

あと最初に紹介された動画が僕のツボを心得過ぎてて吹いた。

 

タイトル「KAITOですがPC内の雰囲気が最悪です」

 

ソフトはただの楽器なのに、キャラクターを設定されると
即座にストーリーを作り始めるのが日本人の凄いところですね。
もっと言ってしまうとオタク気質というか。

そう考えると、YAMAHAは大切な何かをかなぐり捨てて(!)
市場を掴み取り、ヒットを飛ばしたことになるんだろうな。

っていうかコレ、結論じゃないのか……いやもう少し考えるけど。

 

DTMてのは、本来ならば奏者が指や呼吸器官を用いて行う「感情表現」を
各種調整によって再現しようとする試みだから、すっぴんで楽譜だけ
打ち込んだところで綺麗な楽曲にはならない。

で、合成音声の何が気持ち悪いかっていうと、全く感情が篭っていない、
より正確に言えば「感情を感じさせる何か」が欠落している点。

とはいえ人間が吹き替えた声でも、「抜けてるなぁ」と思わされることは
多々あるし、近年のいわゆる萌え作品ではそれが顕著だ。

DTMソフト「初音ミク」は本分となる音質が「萌えボイス」であることから、
多少の違和感があっても即座に「気持ち悪い」と振り払われることがなく、
感覚的に「抜け」と誤認を……

され……ではないかと……ぐぅ……。

 

きちんと調整を加えた作品では、ミクよりもMEIKOとKAITOの方が
いいなぁと思う今日この頃。

ただし「うわ気持ち悪ッ」と感じる違和感も圧倒的に大きいので、
音色の好き嫌いと楽器としての扱いやすさは両天秤なのかも知らん。

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