読み始めは「何ぞこの少女漫画テイスト」と違和感があったものの、
「なんだ三浦さんか……」と納得したら後はすんなり読めました。
やっぱり漫画チックなノリと言うか、独特の雰囲気ってありますよね。

で、さらっと目を通したら登場人物名や人間関係を把握できないまま
読了してしまったので、二度目を読む羽目になったという。
元々人物名を覚えるのが苦手だというのもさることながら、
活字に対する集中力が著しく低下しているのは確かなようです。

にしても、栗本薫が亡くなったなんて未だに信じられない。滝野ですコンバンハ。

 

そんな具合で積み本を消化していた合間、ふとPCを見て
ご招致頂いたアンソロの主催者様からの告知を思い出しました。

「ノベルティについて:
 アンソロジーのオマケとして、小冊子を付けたいと思っています。
 執筆者様方には負担を増やす形となり申し訳ありませんが、テーマに沿った4コマを2本

以下読めませんでした。

参加表明のときも「4コマ漫画でもいいですか?」「いいですよ」というやり取りが
あったというのに、「オマケでもう1ページ描いてv」 鬼畜過ぎるwww
もう本誌用の原稿を一枚そっちに回してくれwwwwww

この告知自体は結構前に出ていたのですが、しばらくネタに出来ない程度には、
あるいは思わず語尾が芝生る程度にダメージがありました。

とりあえずテーマに沿ったネタが既に2本あったので、そっちをノベルティに回すとして、
白紙に戻ってしまった本誌用の原稿一枚をどうしよう……という話です。

たかが4コマ、されど4コマ、頭が固いので簡単にはネタが出てこないんだよ。

読書をして別世界にトリップしている場合じゃなかった、
いやネタ出し作業には読書以上のトリップが必要だけど。
それも、「なんか危ない人なんじゃないの」的な方向に。

 

同人界と商業作品と文学界の境界線について想いを馳せている今日この頃、
文庫本の表紙を漫画家が描いたり、古典とラノベが渾然一体となって陳列されていたり、
同人誌と紙一重の漫画ばかりが載ってる分厚いだけの雑誌が「商業作品」だったり、
やっぱり今の日本の文化ピラミッドはおかしな形に変形してきていると思います。

なんか……媒体が違っても思想が画一化されて来てる感じがするっつーか。
そこは文化レベル的に棲み分けなきゃ駄目だろ、っていうラインも薄まってる気がする。

別に、漫画ライクな昨今の作品を否定するわけじゃありませんけどね!
時代の新星は常に老兵の屍を踏み越えて生まれて来たのだから、
「漫画的文学」という時代があっても悪くはないさ。

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