この杯を受けてくれ
どうぞなみなみ注がしておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ
<「勧酒」于武陵(井伏鱒二の訳詩)>

井伏鱒二は、この訳詩の他には「山椒魚」と「黒い雨」しか読んだことがありません。
読むものに全く脈絡というものがない滝野ですコンバンハ。

でも、井伏鱒二のこの物悲しい作風は好き。

死んでいくもの、枯れていくもの、満たされ干くのを待つばかりのもの、
それら全てが上記の詩の四行目に集約されている気がする今日この頃。

ネット友人が自傷を始めてしまってとても混乱しています。
自分も刃物が恐くて仕方なかった時期があるから、気持ちが分かるのが余計辛い。
でも、大切な人であることは間違いないから、さよならなんてさせるかよ。畜生。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索