無性という苦悩

2009年11月24日 日常
すき。

気持ちの名前は同じなのに、

異性として、
友人として、

その違いが僕らを傷付ける。

 

のではないかと気付いた。滝野ですコンバンハ。

僕は男性のことももちろん好きになるんだけど、それって恋愛感情ではないんだよな。

だから男性から「好き」って言われると嬉しいし舞い上がるんだけども、その後で
女として異性としてのサービス精神や振る舞いを求められるとすごく困る。
て言うか無理だ。頑張ったこともあったけど、やっぱりそれは無理な背伸びで、
しかも相手には「俺を喜ばせる気がないのか」と言われた。
僕は僕なりに精一杯の好意表現をしたつもりだったので、とても傷付いた。

ましてや肉欲なんて一人でも処理できるもんを押し付けられても気色悪いだけだ。
これはこれで大分我慢も譲歩もしたんだが、そこから得たものと言ったら
エロ小説を書く時のちょっとしたリアリティの種くらいのものだ。

そして小説はファンタジーだから欲情できるのであって、シチュエーションが
現実のものになってしまうと萌えもへったくれもあったものではない。
そもそも僕は登場人物に感情移入するのではなく、相互の関係や感情の動きに
「萌え」るタチであるので、現実に女役を求められても全く嬉しくない。

ちなみに「苦い」とか「青臭い」とか言われる例の体液について、僕の持っている記憶は
「無味無臭で特に粘っこくもない」だったりするので、小説を書いていると困ってしまう。
体液の交換という見方によっては汚くおぞましい行為を描写するのであるから、
その汚さや異臭についても記述したいのだが、そうすると自分の記憶と食い違って
何について書いているのかよく分からなくなる。

この辺、「理想の女体について妄想しつつ、男根については自分のモノを検分する」という
ことが可能な男性の書き手さんは羨ましい。

と言うかなんで俺にはチンポが生えていないのだろうか。
そしたら今流行りの草食系男子として生きて行けた気がするのに。

 

小学生の時、青色が好きだった。

だから絵具箱や上靴を注文する際、「青色」の欄に希望印を入れたのだが、
担任が「クラスの男子と女子の人数分」という「お前それ希望聞いた意味ねぇだろ」な
発注の仕方をして、結果的には赤色のものを押し付けられる格好になった。

後日手元の注文票を確認させ、親の方からも抗議してもらったのだが、
「でもねぇ女の子だから」の一言で片付けられてしまった。

そういえば中学受験を希望したのも、地元中学のとても可愛いセーラー服が
頑として着たくなかったからだ。
女子も学ラン着用可であれば、何の疑問も持たずにそうしただろうに。

社会的な性別と自意識との間に微妙な齟齬を感じつつ生きてきた二十数年、
その齟齬がなくなる気配はまるで見えない今日この頃。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索