この時代の服装について
2013年6月6日 読書
著作権の切れた名作系ってどの本が良いのか分からんよね。
同じ題の短編集が、表題作以外全部違う話だったりとか。
『ヴェニスの商人』光文社古典新訳文庫
剣と魔法のファンタジーの世界観のキャラを白紙からデザインするぞ!
という段になって己の蔵書と知識の偏りに愕然とする滝野ですコンバンハ。
容姿情報ほぼ皆無のテキスト素材から漫画キャラ描くとか
何気に初じゃねぇか……ファンタジーオタクがこの歳にもなって……
「いかにもファンタジー!」なキャラは悩むだけ悩んで捏造するとして、
他はどーしょーかなーと考えた末にシェイクスピア先生に行き着きまして
本日の記事の商品画像でございます。
文体が易しく、それ以上に充実の時代背景等の解説。良書。
今は服飾の資料として映画や舞台の画像をネットで漁っております。
作家にこだわるわけではないのですが、周辺を片っ端からひっくり返すよりは
軸足を据えた方がそれっぽい上に手っ取り早いはず。
この時代の風俗史を考証しつつ、現代の銀幕に映える衣装を作るのは
さぞかし骨が折れる仕事だろうと思います。美意識も今とは違うし。
そんで完成形の衣装はネットでザクザク拾えるんだけど、
原型の史料的なものは紙媒体を当たらないと駄目そうです。
庶民の服飾や短期的な流行の記録は紙でも少ないようですが、
映画のモブの服装とか、空気作りという意味で主役よりも重要なのでは。
剣と魔法の、と言うからには武器や甲冑の資料も当たっています。
西洋の全身甲冑って表舞台に在ったのは一瞬だったのね。
「こんなクソ重いもん着て戦えるわけねーだろ」というのは誰でも分かるとして、
軽量化や装飾などの技術が伸びると同時に銃が実用的になって来たため
鉄板を着込む意味がなくなってしまったんですと。
確かにどちらも金属加工技術の発展の賜物だものなぁ……
とはいえファンタジー世界にそんな話を持ち込むのもどうなん?と
遠い目をする今日この頃。
「中世ヨーロッパ風なのにそれはおかしい」というツッコミを入れる人もいますが、
魔法がヒュンヒュン飛び交うような世界で服装や食生活だけが
中世ヨーロッパ水準であるワケがなかろう。
銃弾より火球の方が多い戦場で、金属の防具に何の意味があるのか。
氷の魔法が一般的であれば、香辛料の価値も大分違って来るんじゃないのかい。
同じ題の短編集が、表題作以外全部違う話だったりとか。
『ヴェニスの商人』光文社古典新訳文庫
剣と魔法のファンタジーの世界観のキャラを白紙からデザインするぞ!
という段になって己の蔵書と知識の偏りに愕然とする滝野ですコンバンハ。
容姿情報ほぼ皆無のテキスト素材から漫画キャラ描くとか
何気に初じゃねぇか……ファンタジーオタクがこの歳にもなって……
「いかにもファンタジー!」なキャラは悩むだけ悩んで捏造するとして、
他はどーしょーかなーと考えた末にシェイクスピア先生に行き着きまして
本日の記事の商品画像でございます。
文体が易しく、それ以上に充実の時代背景等の解説。良書。
今は服飾の資料として映画や舞台の画像をネットで漁っております。
作家にこだわるわけではないのですが、周辺を片っ端からひっくり返すよりは
軸足を据えた方がそれっぽい上に手っ取り早いはず。
この時代の風俗史を考証しつつ、現代の銀幕に映える衣装を作るのは
さぞかし骨が折れる仕事だろうと思います。美意識も今とは違うし。
そんで完成形の衣装はネットでザクザク拾えるんだけど、
原型の史料的なものは紙媒体を当たらないと駄目そうです。
庶民の服飾や短期的な流行の記録は紙でも少ないようですが、
映画のモブの服装とか、空気作りという意味で主役よりも重要なのでは。
剣と魔法の、と言うからには武器や甲冑の資料も当たっています。
西洋の全身甲冑って表舞台に在ったのは一瞬だったのね。
「こんなクソ重いもん着て戦えるわけねーだろ」というのは誰でも分かるとして、
軽量化や装飾などの技術が伸びると同時に銃が実用的になって来たため
鉄板を着込む意味がなくなってしまったんですと。
確かにどちらも金属加工技術の発展の賜物だものなぁ……
とはいえファンタジー世界にそんな話を持ち込むのもどうなん?と
遠い目をする今日この頃。
「中世ヨーロッパ風なのにそれはおかしい」というツッコミを入れる人もいますが、
魔法がヒュンヒュン飛び交うような世界で服装や食生活だけが
中世ヨーロッパ水準であるワケがなかろう。
銃弾より火球の方が多い戦場で、金属の防具に何の意味があるのか。
氷の魔法が一般的であれば、香辛料の価値も大分違って来るんじゃないのかい。
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